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ネオマーケティングは10月4日、近年の市場の変化や消費者意識の多様化に対応すべく、ニューロサイエンス(神経科学・脳科学)を利用して生活者の意識を明らかにする調査手法、ニューロマーケティングサービスの提供を開始すると発表した。

ニューロマーケティングは、人間の行動の非言語領域や無意識部分を明らかに出来るニューロサイエンスの手法だが、測定機械が高価なこと、測定結果を読み解くのに専門知識や経験を必要とするため調査結果が複雑なことなどから、導入に対して高い障壁があった。しかし、ネオマーケティングでは取得する脳波を優勢時に心身の状態と結びつけやすい、「5つの脳波」に限定し、他の調査手法と複合して行うことで調査結果をわかりやすくする。価格は、1人4万円〜。

今回、ニューロマーケティングサービスの開始にあたり、10月から発足した化粧品をはじめとする美容関連領域に業界特化した「ビューティ&ライフチーム」が脳波測定を実施。調査方法は、安静閉眼状態で3分間脳波を測った後、布に含ませたレモンのアロマオイルの香りをかぎ、30秒後に再度2分間、ヘッドバンド型の電極を前頭極に装着し脳波を測定。

20代-30代のレモンの香りが好きという女性を対象とした調査では、レモンの香りをかぐ前とかいだ後ではθ波、α3波に大きな変化がみられる結果に。5名の優勢率の平均は、眠気やまどろみを表すθ波が平均9.3ポイント低くなり、物事に集中するために意識的に緊張している状態の脳波α3波が平均10.9ポイント高くなる結果となった。これにより、香りの好みとは関係なく、レモンの香りは眠気を覚まし、集中力をアップさせる効果があるようだという結果に。ニューロマーケティングでは、香りの好みが与える影響ではなく、香りそのものが与える影響を脳波から計測することができる。

レモンの香りが好きだと回答した20代女性の、レモンの香りをかぐ前、かいだ後の5つの脳波の優勢率は、香りをかぐ前は、θ波が50.3%であったのに対し、レモンの香りをかいだ後は46.2%と4.1ポイント低くなっている。θ波は眠気やまどろみを表す脳波なので、眠気が覚めたことが読み取れる。また、α3波は10.9ポイント高くなった。α3波は物事に集中するために意識的に緊張している際に高くなる脳波で、レモンの香りをかいだことで、眠気が覚め集中力がアップしたという結果になったという。

(Aries)