「理論株価」で全上場企業3615銘柄の割安度を分析! ヤフー、兼松、王子HDなど、直近の3カ月で割安度が 大幅にアップした10銘柄をピックアップして紹介!

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 最新の「理論株価」で全上場企業の「割安度」を分析!

「ダイヤモンド・ザイ」で3カ月に1度掲載している上場全銘柄の「理論株価」は、全銘柄の「割安度」が一発でわかると大評判。現在発売中の2016年11月号でも、全上場3615銘柄の最新理論株価を掲載しているが、今回、注目したいのが「JPX日経インデックス400」の構成銘柄だ。

「JPX日経インデックス400」は、経営の上手さを示す「ROE(株主資本利益率、株主から集めたお金を効率的に使っているかどうか示す)」が高い銘柄で構成されており、「ROE」を重視する海外投資家からの買いが入りやすい。現在、日本株は世界的に見て割安な水準となっているが、その中でも「JPX日経インデックス400」の構成銘柄は、注目の的なのだ。

 そこで、「JPX日経インデックス400」の構成銘柄の中から、前回(16年8月号)より実際の株価が下落しているにも関わらず、「理論株価」は逆に上昇した割安な銘柄を紹介しよう。

理論株価に対して「割安」というだけでなく、
「割安」で、かつ「注目されやすい」銘柄を探し出せ!

 株は割安なときに買って、値上がりしたら売るのが基本。もちろん買う場合は割安なほどいいわけだが、割安だからといって買いが入りやすく株価が上がりやすいかどうかは別問題だ。それゆえ、非常に割安でも、知名度などに難があって株価が上がりにくい銘柄も少なくない。超長期的に見ればそうした株もいずれは注目度が高まり、株価が上昇する可能性もあるが、それがいつになるのかは見えにくい。

 そこで注目したいのが、2014年1月に設定された株価指数である「JPX日経インデックス400」の構成銘柄だ。この指数に組み入れられるためには、3期連続で赤字になっていないことなどに加えて、「ROE(株主資本利益率。株主から集めたお金を効率的に使っているかどうか示す)」が高いことが求められる。実際、「JPX日経インデックス400」の構成銘柄の平均ROEは9.01%で、これはジャスダック全銘柄の7.47%、東証1部全銘柄の7.81%、日経平均株価採用銘柄の8.27%よりも高くなっている(2016年9月15日現在)。

「JPX日経インデックス400」の構成銘柄は、「ROE」を重視する海外投資家の注目をただでさえ集めやすい。その中で、理論株価が実際の株価よりも高い、つまり割安な株なら、よりいっそう注目を集めやすく、株価は上昇しやすいことになる。

 なお、現在発売中のダイヤモンド・ザイでは、3カ月に1度、全上場銘柄の理論株価を掲載しているが、下記のサンプル画像のようにJPX日経インデックス400」の構成銘柄については、銘柄コードの地色を黒くして数字を白抜きにすることで、ハッキリわかるようにしている。「理論株価」に関心を持った人はダイヤモンド・ザイ11月号を購入してみよう。
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注目されやすい「JPX日経インデックス400」の構成銘柄で、
株価は下落したにもかかわらず、理論株価は上昇した10銘柄

 さて、「JPX日経インデックス400」の構成銘柄の中から、前回(2016年8月号)より株価が下落したにも関わらず、理論株価は逆に上昇した「割安度が大幅にアップした銘柄」を調べてみたところ、以下の10銘柄が該当した。

■直近3カ月で割安度がアップした10銘柄!(割安度が高い順)
銘柄名(コード) 株価(9/2) 理論株価 割安度 3カ月前の割安度 最新株価
1 兼松(8020) 153円 545円 72%割安 68%割安
2 ヤフー(4689) 422円 1271円 67%割安 59%割安
3 王子HD(3861) 420円 870円 52%割安 47%割安
4 カナモト(9678) 2219円 4464円 50%割安 47%割安
5 飯田GHD(3291) 1941円 3711円 48%割安 44%割安
6 日産自動車(7201) 1034円 1833円 44%割安 38%割安
7 VT HD(7593) 434円 712円 39%割安 7%割安
8 東日本旅客鉄道(9020) 9026円 1万1861円 24%割安 17%割安
9 東京急行電鉄(9005) 786円 955円 18%割安 2%割高
10 野村総合研究所(4307) 3480円 3871円 10%割安 8%割高


 割安度トップの「兼松(8020)」はITや電子部品に強い商社。第1四半期は減収減益だったが、目先で円高が一服したことで業績回復が期待できる。2位の「ヤフー(4689)」はディスプレイ広告が成長して第1四半期で3%営業増益となった。3位の「王子ホールディングス(3861)」も第1四半期で17%営業増益を果たしている。

 4位の「カナモト(9678)」は重機や建機、情報機器のレンタル大手。5位には、新築一戸建てで有名な飯田産業などを傘下に持つ「飯田グループホールディングス(3291)」。6位には円高にも関わらず第1四半期は1ケタの営業減益にとどめて健闘した「日産自動車(7201)」が入り、その日産やホンダの自動車を販売しているディーラー大手の「VTホールディングス(7593)」が7位に登場。8位は、業績堅調ながら、機関投資家の持ち高調整の影響で株価が下落して割安度が高まった「東日本旅客鉄道(9020)」となった。

 9位は二子玉川ライズが好調な「東京急行電鉄(9005)」で、10位はシステム大手の「野村総合研究所(4307)」。この2銘柄については前回は理論株価に対して割高だったが、今回は割安に転換しており、より注目度が高いと言える。

 最後になったが、理論株価の算出方法を紹介しよう。


 理論株価はその株の「成長価値(予想1株益に将来の想定成長率を掛けて算出)」と「利益価値(予想1株益に将来利益の織り込み年数を掛けて算出)」、そして「資産価値(直近の1株純資産)」を合計したもの。つまり、業績と財務のデータから算出している。

 あの優待名人・桐谷さんも参考にしている「理論株価」で、あなたも割安な銘柄を探し出そう!
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