優れた品質を生み出す日本のものづくり精神や活発なイノベーションを高く評価する中国メディアは非常に多い。しかし中国メディアの快報はこのほど、日本の終身雇用制こそが優れた品質を持つ日本製品を生み出す力の源だったと説明している。(イメージ写真提供:123RF)

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 優れた品質を生み出す日本のものづくり精神や活発なイノベーションを高く評価する中国メディアは非常に多い。しかし中国メディアの快報はこのほど、日本の終身雇用制こそが優れた品質を持つ日本製品を生み出す力の源だったと説明している。

 記事はこの点を論証するため、まず優れた職人やイノベーションが生まれるには「長期間にわたって1つの仕事に集中することが必要である」という点を指摘。

 続けて、米SNSのリンクトインが2014年に発表した「中国労働者転職報告書」の内容に言及し、中国人の平均在職期間は34カ月と米国人の56カ月に比べてかなり短く、しかも在職期間の半分はより良い収入を得るために転職を考えている状態だと説明した。

 次に日本の終身雇用制は「自主的に退職しなければその企業で一生働ける」ことを保障していたゆえに、労働者は確かな保障を得ることができ、企業は優秀な労働者を留まらせることができたと説明。日本人が1つの職業に一生打ち込むことができたのは終身雇用制による保障の結果であると結論、ものづくり精神はこの土台があってこそ成立したものだという見方を示した。

 確かに優れた品質を持つ製品は長期間にわたり1つの仕事に打ち込む人々の技術や発想から生まれると言えよう。競争が激化するなかで、消費者の心を打つことができる製品は一朝一夕で作れるものではない。34カ月で転職し、しかもその大半の月日を次の転職について考えることに費やすという環境からは、消費者の心を打つ優れた製品はなかなか生まれてこないだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)