女性の平均寿命が約87歳(2016年厚生労働省発表)と寿命が伸びる中、「老後の生活」は、多くの女性が関心を寄せるトピックです。

老後に必要なお金は月々21万円?

投資用不動産の開発・販売・管理を行う「インヴァランス」が首都圏在住の20代、30代の社会人女性600人を対象に「働く女性のお金事情に関する意識調査」を実施しました。その結果、「老後の経済力」について「不安がある」と回答した人は全体の87.8%を占めました。

また、「お金に関する情報」を正しく理解している自信があるか質問したところ、「自信がある」と回答した人は全体の11.8%という結果に。お金について正しく理解している自信がない中で、将来を不安視する人は多いようです。

また、「老後に毎月必要だと思う金額」について質問したところ、全体平均で21万6367円、世代別でみると、20代女性は平均22万1433円、30代女性は平均21万1300円でした。

自分から情報を集めている人はわずか1割

「お金に関する情報」をどのように収集しているかについては「インターネット」(78.5%)がもっとも多く、次いで「テレビ」(40.7%)、「家族に聞く」(27%)といった回答が続きました。

「セミナー」(4%)や「専門窓口」(6.8%)など、“みずから足を運んで収集する”と回答した人はわずか10.8%で、お金に対して受動的な姿勢が垣間見えました。

一方、首都圏全体の「現在の貯金額」の平均は473万1074円。エリア別では栃木がもっとも多く平均740万5263円で、主要都市の神奈川(平均541万3963円)、東京(平均498万6110円)を上回る結果になりました。

居住エリア別「現在の貯金額」

将来に経済的な不安があるにもかかわらず、お金について積極的に情報収集している人は約1割程度という事実が見えてきた今回のアンケート。やみくもに不安を抱くのではなく、まずはお金についての情報を収集し、正しい知識をつけることが先決と言えそうです。

【調査概要】
調査名:「働く女性のお金事情に関する意識調査」
調査対象:首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、栃木、茨城の1都6県)在住の20〜30代の社会人女性600人
調査期間:2016年8月26日(金)〜8月29日(月)
調査方法:インターネット調査

(編集部)