4日、韓国メディアは、安倍晋三首相が「元慰安婦へのおわびの手紙」の送付を断固拒否したことを受け、韓国政府は戸惑いを隠せずにいると伝えた。これに、韓国のネットユーザーがコメントを寄せた。写真は韓国大統領府。

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2016年10月4日、韓国・聯合ニュースは、安倍晋三首相が「元慰安婦へのおわびの手紙」の送付を断固拒否したことを受け、韓国政府は戸惑いを隠せずにいると伝えた。

韓国外交部関係者は4日、「安倍首相の発言についてどのような立場を示すか協議している」と明らかにした。

安倍首相は3日、韓国の元慰安婦支援のためつくられた「和解・癒やし財団」が求めている安倍晋三首相名義のおわびの手紙について、「毛頭考えていない」と述べた。 安倍首相の発言は、日本が「和解・癒やし財団」に10億円を拠出したことで、慰安婦問題は「最終的かつ不可逆的に」解決されたという認識に基づくものとみられている。

昨年末の日韓合意に「おわびの手紙の送付」は含まれていない。しかし、合意当時に岸田文雄外相が代読した安倍首相の謝罪文を手紙形式にすることを強く拒否した安倍首相に対し、韓国では謝罪の真意を疑問視する声が上がっている。

韓国政府は元慰安婦の一部と韓国国民の多くが日韓合意に強く反対していることを受け、日本政府に「元慰安婦の心の傷を癒す感性的な措置」を取るよう求めていた。しかし、安倍首相の拒否発言により、韓国政府は厳しい立場に立たされた。韓国内で「合意反対」の世論がさらに広がることが予想されるが、韓国政府は北朝鮮の核問題に対応するため、日本との関係改善に乗り出したばかりであり、合意に含まれていない内容を日本に強く要求することは容易ではない。今後の韓国政府の対応に注目が集まっている。

これに、韓国のネットユーザーがコメントを寄せた。

「手紙の拒否に困惑するのではなく、『拒否するなら合意はなかったことにする』と言って10億円を返すべき。なぜ韓国が慌てなければならない?」
「日韓合意を締結したのは誰?市民権を剥奪して韓国から追い出そう」
「結局、慰安婦問題を金で解決したということ。日本政府だけでなく韓国政府も謝罪するべきだ」

「そんなに強く拒否するなんて…。謝罪する人の態度とは思えない」
「安倍首相は初めから謝罪する気などなかったのでは?」

「日本や安倍首相に非があるのではない。韓国政府が元慰安婦らを売ってしまったんだ」
「韓国政府は世論に合わせて発言を変える。外交において最も大切なものは信頼なのに!」(翻訳・編集/堂本)