3日、ロシアがシベリア鉄道を北海道まで延伸する計画を日本側に提案しているとの報道を受け、韓国では懸念の声が上がっている。写真はシベリア鉄道。

写真拡大

2016年10月3日、ロシアが日本との経済協力の一環としてシベリア鉄道を北海道まで延伸する計画を日本側に提案していることが分かった。韓国・京郷新聞などによると、韓国ではこの計画について、欧州と日本が鉄道でつながることで韓国が「島」のように取り残されかねないと懸念の声が上がっているという。

シベリア鉄道は、ロシア・モスクワとウラジオストクを結ぶ9297キロに及ぶ世界最長の鉄道だ。ロシアは、この鉄道を朝鮮半島に延伸し、韓国南東端の釜山とウラジオストクを結ぶ朝鮮半島縦断鉄道(TKR)の建設計画を進めてきており、韓露両国は08年の首脳会談を経て戦略的協力関係を築いていた。しかし、北朝鮮による核開発やそれに伴う南北関係の悪化から、TKR建設事業は進展がみえないまま時が過ぎてしまった。

こうした状況から韓国メディアは、ロシアによる今回の北海道延伸計画について、「韓露の経済協力が足踏み状態の中、ロシアがシベリア鉄道の延伸パートナーとして韓国ではなく日本を選んだことを示す兆候」と懸念を含んだ論調で伝えている。

韓国のネット上などでは、日本を大陸ではない「島国」とやゆする言い方がたびたび使われる。そのためか京郷新聞はこのニュースに「島になった朝鮮半島」との見出しを付けて伝え、ネットユーザーからも「島国」に言及したコメントが多数寄せられた。

「今度は日本が大陸で韓国が島国になるのか」
「本来なら韓国を縦断して日本につなぐべきなのに、南北関係がこれだからうまくいかない。早く南北統一して韓民族の国運を上げないと」
「日本にすべてを奪われている気がする。南北問題で頭の痛いこっちよりも、日本の方がいいと判断したのかな」

「韓国こそが本当の島国だな。あーあ、上に金正恩(キム・ジョンウン)さえいなければ…」
「韓国はチャンスを逃した」
「韓国の東洋の辺境として取り残される…」
「傲慢(ごうまん)で無知な南北両政府のせいだ。後世の歴史家たちがものすごく残念がるだろうな」

「うまく頭を使ったな。日本とロシアがそんなに近いなんて、うっかりしてたよ」
「うらやましい。日本からマイカーで大陸横断もそう遠くないね」
「みんなが日本人をこれでもかと非難するずっと前から、日本は文化強国であり経済大国だった。日本をけなして自分を慰めるのはそろそろやめた方がいい」(翻訳・編集/吉金)