集中力を鍛えてはいけない!? 超高速脳のつくり方

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 凡人は、いろんなことを言われると戸惑ってしまうのだが、集中力を鍛えてはいけない、という専門家がいる。大阪市立大学医学部 疲労医学講座 特任教授で、東京疲労・睡眠クリニック(東京都港区)の院長、梶本修身氏が、「仕事がはかどる!超高速脳のつくり方」(宝島社)を出版した。

 「集中力を鍛えても役に立たないどころか、むしろ有害だ」と、これまでの集中力に対するイメージを覆す医学的見解が書かれている。「効率よく脳を使うには集中するのではなく、逆に注意を分配することが大切だ」と梶本氏。「車の運転も前方に集中していては横からの飛び出しに対応できない。集中しても危険だし、臨機応変な柔軟な対応ができない。一方、注意をうまく分配できる人間は状況を俯瞰し、場の空気を察することに長けていることからコミュニケーション力にも優れ、なにより脳の活動をうまく分散できるので効率的で疲れにくい」のだそうだ。

 さらに、「衝動は、意識に上らない莫大な情報や記憶、経験が発する声。人が想起できる記憶や経験はごくわずかであり、脳の意識下に潜む情報量の方が数十倍も多いことから、圧倒的に情報量が豊富な衝動をうまく仕事や人生の選択に活用することが成功確率を高めるコツ」と、“超高速脳”をつくるには「衝動で行動すること」が重要と語っている。昨日も“衝動買い”してしまったけど・・・。