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日本オラクルは10月3日、10月4日のオープンに先駆けて、新設したカフェテリア(社員食堂)を報道関係者に対し公開した。同社はカフェテリアの設置により、何を狙っているのか。試食した社員の健康増進に貢献することを目的に開発された特別メニューと共に紹介したい。

○目的は「健康経営」と「ワークスタイル変革」

内覧会には、取締役 代表執行役社長 兼 CEOを務める杉原博茂氏も登場し、新たなカフェテラスのコンセプトを説明した。杉原氏は新カフェテラスは単なる社員食堂ではなく、同社の経営ビジョン「VISION 2020」の実現に向けた取り組みであり、同社のクラウドサービスの活用を示す場と述べた。

「入り口に水が流れる写真が掲げられているが、ウォーターフォール、つまり、常に新しいものを取り入れていきたいという想いが込められている。また、デジタルカフェを目指し、われわれのクラウドサービスを積極的に活用していく。例えば、精算のためのシステムとして、飲食業界向けのクラウドサービスであるMICROSを導入する。また、Social Cloudを活用して、データを収集して、人気のあるメニューを分析するといったことも考えている」と杉原氏。

続いて、カフェテリアのアンバサダーを務める社長室の高橋香代子氏が、カフェテリアの詳細を紹介した。新カフェテリア設置の目的としては、「健康経営」「ワークスタイルの変革」の2点がある。

健康経営については、グローバルのIT企業で働く人たちに共通した健康に関する悩みを解決するため、ランチとしてカロリー過多とならない必要十分な600キロカロリー程度のエネルギー量のスペシャルメニュー「プレート 600」を提供する。

「プレート 600」はたんぱく質、脂質、炭水化物のバランスを維持しながら、IT業界で働く人に典型的に見られる眼や脳の疲れ、ストレス、デスクワークによる運動不足などの影響を緩和させるビタミンや食物繊維がバランスよく含まれている。継続的に食べることで、減量効果をはじめ、生活習慣病の予防・改善効果が期待できるという。

一般的にランチに多い揚げ物を中心とした定食は、1000キロカロリー程度のメニューが多く、それに比べると結構カロリーが少ないような印象を受ける。高橋氏も「600キロカロリーで十分と聞き、正直、驚きました。それ以来、ランチでカロリーを取りすぎないよう、気をつけています」と話していた。

ワークスタイル変革については、大型プロジェクター、大勢で会食が可能な大きなテーブル、半個室、完全個室などを設置することで、さまざまな目的による利用を可能とする。

また、開店時間は朝の8時から夜の8時までとなっており、朝食から夜の軽食まで対応できる。これにより、社員のさまざまなワークスタイルをサポートする。

○スペシャルメニュー「プレート 600」とスムージーを試食

カフェテラスは、これまでオフィスとして使われていた22階に設置される。高層階であるうえ、周囲はほぼ前面に窓があるため見晴らしがよく、晴れた日には富士山も見えるとのことだ。

席数は340、扉が閉まる完全個室が1部屋、カーテンで仕切られた半個室が2部屋ある。個室は、予約制となっている。

提供メニューは、モーニングメニューおよびイブニング・メニューとして、軽食とドリンクがセットになったメニュー、ランチメニューとして、「プレート 600」のほか、セットメニュー2種類、単品メニュー(麺や丼)、サラダ&Deliバーが提供される。また、焼きたてパン、スープ、スムージーといった軽食メニューは通しで提供される。

料金は「プレート 600」、セットメニュー、単品メニューは基本的に500円前後、朝と夜に提供される軽食メニューは200円からと、同社が本社を構える青山付近としてはリーズナブルな価格設定になっている。

今回、スペシャルメニュー「プレート 600」とスムージー「デトックスパイン」を試食することができた。「プレート 600」のメニューは、以下のとおりだ。

豚しゃぶは湯通しすることで、余分な油が落ちており、ソースのゴマポン酢もノンオイルと非常にヘルシーだった。見た時は「成人男性はこれで足りるのだろうか」と思ったら、食べ進むうちにお腹がいっぱいになった。味付けもあっさりとしていながらも、おいしかった。これなら、胃がもたれるなんてこともないのではないだろうか。「継続して食べることで健康になる」のがわかるような気がした。

IT業界に限らず、忙しい日本のビジネスマンはおにぎりやパンでランチを済ませてしまうなんてことも多いだろう。とはいえ、人間はカラダが資本であり、できれば、ランチも健康的なものをとりたいところ。こうした取り組みがさまざまな企業に広がることを期待したい。