日本とタイは2016年8月、バンコクとチェンマイを結ぶ高速鉄道計画において新幹線を採用することを確認したうえで、鉄道協力を進める覚書を交わした。全長700キロメートルにおよぶ高速鉄道路線は早ければ2018年にも着工する見通しだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本とタイは2016年8月、バンコクとチェンマイを結ぶ高速鉄道計画において新幹線を採用することを確認したうえで、鉄道協力を進める覚書を交わした。全長700キロメートルにおよぶ高速鉄道路線は早ければ2018年にも着工する見通しだ。

 タイのバンコクとチェンマイを結ぶ高速鉄道に新幹線が採用される見通しであることについて、中国メディアの捜狐はこのほど、「中国もタイに高速鉄道を強く売り込んだが、タイは日本を選んだ」と指摘しつつ、中国は28年前にもタイに戦闘機を売り込んだが、今回と同じように失敗という憂き目に遭っていたことを伝えている。

 記事は、中国にとって高速鉄道は「製造業の高度化」を実現するうえで重要な産業の1つであることを指摘する一方、アジア各国の高速鉄道市場をめぐって日本と熾烈な競争を繰り広げていることを紹介。タイでも日中がともに受注を競ったことを指摘した。

 続けて、1989年には中国が輸出を行っていた戦闘機をタイが導入する意向を示し、契約への調印寸前まで話は進んだものの、契約を主導していたタイの空軍司令官の退任と、新しい空軍司令官が「中国から戦闘機を購入しない」と決めたことで話は流れてしまったと紹介した。

 記事は、タイと契約寸前まで話を進めていながら、調印まで至らなかったのは戦闘機に続いて高速鉄道で2例目であることを示し、タイから契約を勝ち取れなかったことに悔しさを示している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)