3日、韓国・ソウル新聞などによると、韓国の朴槿恵政権が進める経済戦略「創造経済」の模範的モデルとして注目されていた若手起業家が詐欺容疑で拘束された。資料写真。

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2016年10月3日、韓国・ソウル新聞などによると、韓国の朴槿恵(パク・クネ)政権が進める経済戦略「創造経済」の模範的モデルとして注目されていた若手起業家が詐欺容疑で拘束された。

大田地方検察庁によると、韓国のITベンチャー「アイカイスト」のキム・ソンジン代表が、会社の売り上げ規模などを大きく見せて投資者らから集めた170億ウォン(約15億7000万円)を別の用途に使った容疑で9月29日拘束された。

アイカイストは11年、韓国トップクラスの科学技術系大学であるKAIST(カイスト・韓国科学技術院)出身のキム代表が大学の出資を受けて設立した会社だ。会社設立以降、タッチスクリーンを活用した「スマートスクール」による教育コンサルティング事業などを進めたキム代表は13年、未来創造科学部から「大韓民国経済リーダー大賞」を受賞した。また同年、会社を訪問した朴大統領が同社の事業を「創造教育」と表現するなど、同社は韓国創造経済の象徴としてもてはやされてきた。

しかし今年に入り、同社は株式の49%を保有するKAISTとの間で商標使用権の問題などをめぐり対立するようになった。KAISTはアイカイストの粉飾会計疑惑が持ち上がったことから今年5月、5年間の商標使用契約満了をもって契約を更新しない方針を明らかにしていた。

報道を受け、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せている。

「地下経済を活性化しようと言った朴大統領の趣旨に正確にならった人物だね」
「創造経済=詐欺という象徴的な事例だ」
「朴槿恵政権はすべてがうそっぱちだ」
「朴槿恵政権よ、何か一つでもちゃんとやってくれ!」

「朴大統領が詐欺師を養成したんだね。あ、李明博(イ・ミョンバク前大統領)が先か」
「朴大統領も共犯じゃないか調査すべき」
「せっかくの人材が無能な役人のせいで無残に人生を棒に振ったね」

「曲がった心を持った天才は決まって詐欺師になるものだ」
「そもそも『創造』という言葉は『詐欺』と解釈できる」
「黄禹錫(ファン・ウソク。ES細胞をねつ造した韓国の生物学者)の第2弾か?」
「大統領にそれだけ人を見る目がないってこと」(翻訳・編集/吉金)