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「コツコツ骨ラボ」はこのほど、「骨の健康」に関する意識調査の結果を明らかにした。同調査は9月2日〜5日、関東・関西エリアの30〜79歳の女性1,000名を対象に、インターネットで実施したもの。

骨の健康について不安があるか尋ねたところ、合計69.0%が「常に不安」「少し不安」「どちらかと言えば不安」と回答した。

骨や関節、姿勢など、骨の健康に関する不安や気になる点をいつ頃から気にし始めたか聞くと、平均47.8歳だった。多くが50歳前には背中・腰・関節などの症状や骨密度の低下などを感じ始めていることがわかった。

「骨の健康」のために、「食事」「運動」「日光浴」など具体的な対策をとっているか尋ねたところ、52.0%が「対策をとりたいが、実行できていない」と答えた。「対策をとっている」は26.0%にとどまっている。

対策を行っていない理由について聞くと「対策の取り方がわからない」(41.9%)、「年をとると、ある程度はしかたがない」(29.0%)という回答が多かった。自身の20代の頃と比べ、身長が縮んだと感じるか尋ねたところ、全体では46.8%と約半数が「感じる」と回答している。60代では65.5%、70代では76.5%と、年代があがるにつれその傾向が強く見られた。

縮んだと感じる理由を聞くと、72.0%が「年をとったため」と答えているが、2cm以上の縮みは骨粗しょう症などの疑いなど、加齢ではない可能性があるという。

骨の健康は年齢を重ねても食事や運動などの生活スタイルで改善できるが、これを知っているか尋ねたところ、62.0%が「知らない」と答えた。骨の健康に効果があると思う栄養素について聞くと、87.9%が「カルシウム」と回答し、圧倒的に認知されていることがわかった。

しかし、その他骨づくりに大切な栄養素はカルシウムほど広く知られておらず、「ビタミンD」は43.9%、「ビタミンK2」は68.7%が、骨の健康に効果が「ない」、もしくは「わからない」と回答している。骨の健康に関する知識不足や間違った認識によって、年を重ねても改善できる対策がなされていない実態が明らかになった。

(フォルサ)