すべて手彫り。新たな命の誕生を祝うプロジェクト「君の椅子」

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突然ですが、初めて座った椅子のことを覚えていますか?

「君の椅子」プロジェクトは、北海道旭川市、旭川大学大学院・磯田ゼミの「誕生する子どもを迎える喜びを、地域の人々と分かち合いたい」という一言から始まりました。



現在では旭川市をはじめ、北海道内の複数の市で展開されているこのプロジェクトでは、毎年新生児のために椅子をつくっています。

この椅子は、木材資源が豊かなことで有名な旭川市で、毎年オファーを受けたひとりのデザイナーと地元の木彫り職人チームによってつくられます。

完成した椅子の座面の裏には、椅子の完成日とシリアルナンバー、そして持ち主となる新生児の誕生日と名前が刻印されます。

旭川大学大学院・磯田ゼミの「誕生する子どもを迎える喜びを地域の人々で分かち合いたい」という一言から始まった「君の椅子」プロジェクト。デザイナーの小林幹也氏を迎え制作した2016年バージョンは、オーガニックで丸みを帯びた柔らかい仕上がりに。1

2006年から続いている「君の椅子」。記念すべき10年目の今年の椅子は、東京を拠点に活動するデザイナーの小林幹也さんによってデザインされました。 

「子どもにとって、はじめての友だちになれる椅子」というコンセプトをもとに誕生した椅子は、丸みを帯びた柔らかい仕上がり。

旭川大学大学院・磯田ゼミの「誕生する子どもを迎える喜びを地域の人々で分かち合いたい」という一言から始まった「君の椅子」プロジェクト。デザイナーの小林幹也氏を迎え制作した2016年バージョンは、オーガニックで丸みを帯びた柔らかい仕上がりに。2

座面は、子どもがしがみついて身体を支えられる高さになっています。

また、フラットな座面はテーブルとしても使えます。

まさに友だちのように、彼らに寄り添う存在なのですね。

旭川大学大学院・磯田ゼミの「誕生する子どもを迎える喜びを地域の人々で分かち合いたい」という一言から始まった「君の椅子」プロジェクト。デザイナーの小林幹也氏を迎え制作した2016年バージョンは、オーガニックで丸みを帯びた柔らかい仕上がりに。3

地域の人々にあたたかく迎えられて、この世に生を受ける子どもたち。

はじめて手にする椅子と一緒に、どんな大人に育っていくのでしょうか。

「君の椅子」プロジェクト[旭川大学]
[MIKIYA KOBAYASHI]
@inmtakn[Instagram]
photographed by yosuke owashi