社会化の継続

社会化(社会化期)とは、子犬が犬社会のルールや他の動物との付き合い方を学び、外の世界へと適応していく準備期間のことです。
生後3週間〜12週間くらいまでがこの期間と言われており、他の動物や自分の家族との付き合い方を学ぶとても大切な期間となります。
この時期に部屋にこもりっきりだったり、相手をしてもらえないなど刺激が少ない環境で育つと苦手なものが多くなります。その結果、不安感や恐怖心から攻撃するしてしまうということも。

子犬に適度な良い刺激を与えるのに散歩はぴったりです。社会化は子犬期だけでなく継続することが大事なので、散歩にでかけて良い体験、良い刺激を犬に与えて続けてあげてください。

主従関係を築く

散歩はとても重要なしつけの場となります。主従関係や信頼関係を築くことにもつながります。
犬が勝手に行動して他の犬と喧嘩をしたり、車の前に飛び出したり、人に飛びかかったり、何か危ないものを拾い食いしたり……そんな多くのトラブルを防ぐことができます。
飼い主の指示に従うことを学ばせる場なのです。

リーダーウォークが理想的

犬が飼い主から離れずに寄り添って歩くことを「リーダーウォーク」といいます。
リーダーウォークをすることで、犬が飛び出したり他人へと飛びかかったり、拾い食いをする、といったことを防ぐ効果があります。

また、無理に引っ張ったりしなくても散歩ができるため、犬の健康を守ることもできます。
無理に引っ張っると首への負荷がかかり、脳や眼球に影響が出てしまうこともあります。
そのためそういった行為をしなくても済むリーダーウォークを覚えることが犬のためにもなるのです。

困った引っ張り癖

飼い主のことはお構いなしにどんどん進んで行ってしまったりして困ることはないでしょうか?
暴れワンコにならないうちにどうにかしたいですよね。

仝い引っ張って歩いていこうとする場合には、飼い主は立ち止まりましょう。引っ張り返さないで「立ち止まる」だけでOKです。犬に”引っ張ったら散歩ができなくなる”ということを教えるためです。

△海里箸「ノー」や「だめ」という禁止を促すワードを言ってあげるとより効果的です。

8い引っ張るのをやめたら「いい子!」「おりこうさんだね!」と褒めてあげてください。

以上のことを繰り返すことで犬は学習していきます。
”ちゃんとできたら散歩ができる!”ということを学習してもらいましょう。

老化予防

老化が気になってくるシニア犬にとって、散歩をすることでどのようなメリットがあるでしょうか。

筋肉量の低下予防

室内で飼われている犬は一日に必要と言われている運動量の10分の1しか運動できていないと言われています。
そのため散歩をして、外で体を動かすことは大事な運動となります。外で散歩することで運動不足を解消し、筋肉量を保つことができるのです。

好奇心を刺激する

散歩をして外の空気を感じることは良い刺激になります。調子が良ければいつもは歩かないコースへ行ってみるのもいいかもしれませんね。
丁度良いドキドキは犬にとって気持ちを若く保たせる効果があります。
他の動物に興味を持ったり、道端の植物を眺めてみたり、地面の臭いを嗅いでみたり……こういったなんでもないようなことが、心地よい刺激になるのです。

無理をさせないことも大切!

老犬に無理は禁物です。
運動による筋肉量の維持、適度な刺激が散歩の目的なので、必ずなにがなんでも散歩に行かなくてはならないわけではありません。
体調や天候を見て、今日はお休みにするか、何分ぐらいにするかを考えて行いましょう。

異変の発見

毎日散歩をしていれば、犬の様子もわかってくるはずです。
突然歩くのを嫌がったり、苦しそうにしていたり、そういった体の異変に早めに気づくことができます。

痛がる

散歩を嫌がるようになったり、歩き方がいつもと違う場合、関節や足の裏に痛みがあるかもしれません。
足の裏をチェックし、軽く関節を触ったりして動きをチェックしたりしましょう。声をあげたり、嫌がったりした場合にはなにか異常があるのかもしれません。

苦しそう

外傷だけではなく内側に問題があることもあります。
肺や心臓といった内蔵や、呼吸器、循環器に問題があり、呼吸が苦しくなったりしているかもしれません。
”元気がない””食欲がない”といった場合は獣医さんに診察してもらうことをオススメします。
またハーネスや首輪のサイズが合わなくなっているという理由も考えられますので、サイズもチェックしてみましょう。

気分転換でストレス解消

犬は運動する動物です。部屋の中ばかりで生活していたり、庭先にいるだけでは運動不足になり、イライラもしてくるでしょう。人間と同じで気分転換をさせてやる必要があります。
散歩をすることで体を動かし、感じていたストレスを解消することができます。

また部屋の中ばかりで過ごしていると季節感を感じることもできません。自然の季節感を感じさせることはホルモンバランスを正しくしてくれる働きがあります。

何より絶好のコミュニケーションの時間♪

散歩は飼い主との絶好のコミュニケーションの時間でもあります。
犬の名前を呼びながら話しかけたり、アイコンタクトをとったり、いつもとは違う刺激の中で行えるコミュニケーションもあります。
アイコンタクトができるようになると、飼い主に意識を向けさせることができるので他の犬に吠えられたりした際にもさっと飼い主のほうを確認して対応することができます。

何よりも犬との信頼関係を築くことができるので、犬だからとコミュニケーションを疎かにせず、双方ともに楽しんで散歩をしてみてはいかがでしょうか。