表情豊かな鼻の動き

人間でしたら笑ったり、怒ったり、悲しんだり、集中したり...様々な感情を顔全体の動きで表情として表すことができますが、残念ながら私たちと違う世界で生きる犬にはそのようなことができません。
ですがその分、犬という生き物は人間は持っていない鋭い嗅覚を持ち、同時にその嗅覚を持つ「鼻」で感情を表現することができるのです。

犬の嗅覚細胞の数は人間に比べると30〜40倍もあるといわれています。そしてその嗅覚はさらに多い100万倍もの感度を持つといわれています。
ですから古くから人間はこの犬の嗅覚を使って狩りの手伝いをさせたり、昨今では犯罪捜査の手伝いができるように訓練し、様々な局面で活躍してもらっているといえるでしょう。

ではこの非常に優秀な犬の鼻、犬がなめる時というのはどのような理由があるのでしょうか?

活動を始めるぞ!という合図

まず健康な犬でしたら、寝ている時を除いて鼻先は常に濡れたような状態になっているはずです。
起きているのに鼻先が乾いていたり、また逆に必要以上に鼻をなめるような仕草をするようであれば鼻水が出ている可能性がありますので、かかりつけの獣医さんに診察してもらうことをお勧めします。

犬の鼻と涙腺はつながっており、ごく僅かな涙が常に鼻先に流れるようになっています。そのためいつも鼻が湿ったような状態になっています。ではなぜ常に濡れている必要があるのか?それは鼻が湿っていることによっていろいろなニオイの分子を嗅覚細胞で受け取りやすくなり、同時にニオイを判断しやすくなるからです。

ですから例えば眠っていた犬がパッと目覚めた後に、寝ている間に乾いた鼻先をなめたら「準備OK!活動開始するぞ!」という合図だと思って良いでしょう。

気持ちをなだめようとしている仕草

例えばおさんぽ中に別の犬とすれ違ったり、苦手な病院の待合室にいる時など、頻繁に鼻をなめるような仕草を見せることはありませんか?これは先述の理由とは異なり、一生懸命自分を落ち着かせようとしている合図です。同時に、そこには相手に落ち着いてもらいたい時にも出る合図でもあります。

ですので緊張している場面でこのような仕草が見られるようになったら、撫でたり優しく声をかけるなどして、少しでも犬の気持ちが落ち着くようにしてあげるのが良いでしょう。

飼い主の鼻をなめる時

それでは犬が飼い主の鼻をなめる時というのは、どのような意味があるのでしょうか?
それには大きくわけて2つの説がありますのでご紹介しましょう。

甘えたい、甘えている時

一般的によく言われるのが、犬が飼い主さんに甘えたい、甘えている時だといわれています。

犬は子供の時、母犬にお腹が空いたことなどをアピールするために母犬の口元の周りをなめる仕草をします。この延長で人間の口元をなめて甘えているうちに鼻のほうまで届いてしまう、といった感じでしょうか。犬は舌が長い生き物ですので、十分に考えられるお話ですね。

鼻の粘膜をなめている!?

もうひとつ、非常に興味深い説があります。それが人間の鼻の粘膜をなめているのではないか?という説。
時々口元からの延長で鼻をなめるというよりは、人間の鼻の穴の中を意識的になめているのではないか?と感じる犬もいます。こういった場合には、人間の鼻の内側の粘膜や鼻水をなめているのではないか、ともいわれているのです。

人間にはわかりづらいですが、犬の感覚からすると(少々汚い表現になってしまいますが)何かしらの味がするのかもしれませんね。

わんちゃんが鼻を舐める意味について

皆さんから寄せられた「わんちゃんが鼻を舐める意味について」の意見をご紹介します!

女性 20代

私の家には2匹の愛犬がいますが、2匹とも自分の鼻をペロペロ舐めているのをよくみかけます。何の為にやってるのかなと気になったので、調べてみました。

犬の嗅覚が人間の何倍にも優れていることは良く知られていることで、犬は多くの情報を、匂いを嗅ぐことで得ています。鼻が湿っていることで匂いを嗅ぎ取りやすくしているようです。

寝ている間はどうしても鼻が乾いてしまうことがあるので、朝目覚めた時にまず鼻を舐め、嗅覚の状態を万全に戻すようです。また、緊張した時や、自分を落ち着かせる為、相手に落ち着いてほしい時にも鼻を舐めるようです。

そして、犬が私達人間の鼻を舐めるのは、甘えたい気持ちの表れのようです。口元を舐めているのが鼻まで一緒に舐めてしまうようです。

犬は子犬の頃、お腹が空いたら母親の口元を舐めて催促するようで、その延長で、人間の口元を舐めて甘えているようです。何気ない仕草でも理由があるがあるとわかると、愛犬との暮らしがより楽しくなりますね。人間の口元を舐めるのは、わんちゃんの愛情。思いっきり甘えさせてあげたくなりますね。

女性 40代

大好きだけど、それだけじゃないよ

例えば、我が家は愛犬もよくなめる子です。口もとも鼻もなめてきますが、状況によって微妙に意味が違うらしいことがわかってきました。

うちの子は、ごはんを食べたあとや散歩のあとなど、お世話したことへのお礼になめてくれることがあります。表情も穏やかで、落ち着いています。

また、同居犬が叱られていたり、家族の機嫌が悪い時にも鼻をなめてきます。この場合はご機嫌とりですね。

あと、これはちょっと抵抗を感じる方もいるかも知れませんが、私がおいしいものを食べたのを見ていて、何を食べたのか探るためになめることもあります。

ただ、わんちゃんとのコミニュケーションも大切なことですが、ズーノーシスなどの感染症についても知っておくべきだと思います。わんちゃんも飼い主さんも、お互いの健康あってこその幸せですからね。

女性 30代

調べて分かった愛犬の三つの行動!

犬のしぐさの一つとして愛犬が自分の鼻をなめることありますよね。

我が家の柴犬の場合は、「ご飯の後や食べ物がほしい時」「緊張している時・不安な時」「朝起きた時」この3つの時に鼻をなめます。

まず良く見かけるのがご飯の後。口の周りの掃除をするときや食べ物がほしいときによくみられます。私の愛犬もご飯の後やおやつがほしい時に待ち切れないのか何回も鼻をなめてます。

次に、緊張や、不安な気持ちになる場面。病院に行って診察をしている時や飼い主さんが大きな声を出したりした時によく鼻をなめます。自分の気持ちを落ち着かせようとして鼻をなめるみたいです。これをカーミングシグナルといって、不要な争いを避けるために自分の立場や感情を相手に伝えるために生まれつき備わった犬の言語のようなもの。私たちに不安を伝える犬の言葉なんですよ♪

そして最後に、朝わんちゃんが鼻をなめる事。みなさんの家のわんちゃんは、朝鼻をなめませんか?基本的に鼻は適度な湿り気を帯びて濡れていますよね。これは犬の涙腺は鼻につながっており、微量の涙が鼻先に流れているのでいつも鼻を湿らせておくことができるんだそうです。朝、わんちゃんが鼻をなめるのは、鼻を湿らす事でより分子を嗅覚細胞でキャッチしやすくし、においをかぎ取れるようにするためなんです。夜、寝ている間に鼻が乾いてしまうので、朝目覚めた時犬は鼻をなめて嗅覚の感度を戻して活動を開始するんだそうで。ちゃんと意味があるんですね。このように普段の行動をよく調べてみると、鼻をなめる事で、犬は飼い主さんに言葉を伝えたり、活動の為の準備運動をしているんですね。これらは愛犬の気持ちを理解するのに重要な点。ペットも大切な家族ですから注意深く観察してみてくださいね。

女性 30代

子犬はみんななめるのが大好き!?

飼い主の鼻や口元をなめてくるのは、親犬に甘えていた子犬のころの名残です。犬には子犬が親犬の口元をなめると、親犬の本能で食べたものを吐き戻すという習性があります。つまり飼い主の鼻や口元をなめるといのは食べ物をねだっていたころの癖が残っているのです。

でも、執拗になめられるのは嫌・・・

なめるのが好きだからといって、ずっとなめられるのも・・・、そんな犬の癖を治す方法があります。犬がなめてきたら唇を上げ歯を見せるのです。そのとき低い声で「ゔっ!」とまるで犬のように犬のように言うのも効果があります。ただしこれは親犬からきちんと教育を受けた犬に限ります。早くに親犬から引き離された犬はこの意味が分からず、なめることをやめさせることはかなり難しいです。

自分の鼻をぺろぺろ

犬が自分の鼻をなめるのは、鼻についた匂いの分子をなめ取っているからです。犬は湿った鼻に匂いの分子をくっつけて匂いを嗅いでいます。次の匂いを嗅ぐために前の匂いの分子をなめ取っているのです。

女性 40代

我が家の犬の場合自分の鼻をなめるおやつの袋を開ける音がした時や好きな食べ物の匂いがしたときお水を飲んだあと診察前など緊張しているとき自分の鼻をなめる行為に関しては、日常であまり気にしたことはありませんが、診察前に関してはは待ち時間が多く、診察中に嫌がって鳴いたりする子がいると緊張してくるのか鼻をなめていることがあります。飼い主の鼻をなめる朝起きて挨拶するとき留守番やホテルなどに預けていて寂しかった時病院で治療をしたあと

飼い主の鼻をなめる行為は基本的には甘えたい時の様な気がします。年をとってからは飼い主の鼻をなめてくれる機会は減りましたが、体調がいいときはたまになめてくれます。甘え上手なタイプの犬ではないため、その時に見せる表情(目を細めてしっぽをパタパタ振ります)はとっても愛らしく、強い信頼関係を感じます。

まとめ

犬には人間のような表情での表現はできなくても、身体のパーツや全体を使って、人間の表情と同じくらいの表現をすることができます。それはパッと見てわかるものから、毎日一緒に過ごしながら観察してようやくわかるようになるものまで、実に種々様々。
私たち人間も犬のそういった感情表現をキャッチし理解すれば、より楽しく充実した時間を一緒に過ごせるようになるのではないでしょうか。

そのためにも一方的に飼い主側の感情やしつけを押し付けるだけではなく、日々よく観察して、犬の表情や表現をしっかり読み取れるようになりたいものですね。