白石あさえの目指せコースデビュー! 
連載●第26回
〜カリスマコーチ内藤雄士がビギナーのために特別レッスン〜


◆さらなる飛距離アップのために確認すべきことは......。

内藤雄士コーチ:以下内藤 久しぶりにドライバーショットを見させてもらいましたが、かなり振れるようになっていますね。ゴルフのスイングになってきていますよ。

白石あさえ:以下白石 本当ですか!? この1ヶ月の自主練では、とにかく今までやってきたことを頭に入れながら取り組みました。褒めてもらえると、また頑張れそうです!

内藤:今の段階で、自分で何か悩んでいることはありますか? 結構、よいショットも増えてきたように感じましたが。

白石:内藤コーチにレッスンしてもらったときにも言われたことで、やっぱり体の開きが早くなると芯で当たっていない感じがあります。あと、フォロー側でうまく腕を返せないんです。

内藤:なるほど。その分析は的確ですね。スイングを見ていて、今の段階で直さなければならないのは、アドレスでの肩のラインです。これはレッスンの最初の段階でやったことですが、段々とスイングができてきて、ボールを飛ばせるようになってくると、どんどん欲が出てきて、ボールに当てたいという気持ちが強くなるんです。するとアドレスで右肩が前に出やすくなる。

白石:なぜ、右肩が前に出ちゃうんですかね?

内藤:右肩が前に出ると、ボールとの距離が近くなって、当たる感じがするんです。それで、肩のラインがターゲットよりも左を向きすぎてしまうわけです。そこから頭の中ではインサイドにクラブを上げようとしているんですが、左を向いた構えからは上げられないわけです。結果、手でクラブを持ち上げるようなバックスイングになって、肩の回転が浅くなってしまうんです。

白石:なるほど! スムーズにクラブが上がったなと思えた時が正しく構えられている時なんですね。

内藤:その通り。また、フォロー側の腕の返しも同じで、バックスイングで捻転が浅いから、フォローサイドに体が突っ込んでしまいがち。体を右サイドに残した状態のインパクトができていないから、ヘッドが走っていかないわけです。腕の返しは「返す」のではなく「返る」のが理想。だからこそ、それが自然にできるようになる体の捻転と解放が必要になるわけです。

白石:まだまだ飛ばせるようになりますか?

内藤:もちろんです。もともと白石さんは体幹の強さがあるので、今以上に軸回転ができるようになれば、ラクに飛距離を伸ばすことができます。この調子で時間をできるだけ作って自主練は続けてくださいね。

白石:わかりました!自分でも上手く振れている時と、ダメな時がわかってきたので練習は本当に楽しいんです。頑張ります!

●肩の回転、体の回転を促す

肩のラインを修正される白石さん。無意識にアドレスで右肩が前に出ていたことで、バックスイングが手でクラブを持ち上げる動きになっていた。

肩の捻転をしっかりと行なうことが飛距離を伸ばすためには重要なこと。当てることに意識が向きすぎると、手打ちになりやすいので、スティックを写真のように肩の前に当てて、肩の回転を意識させる練習を行なう。スティックの先端がボールを差すくらい肩を回す。

下半身が安定した状態で、上半身の捻転が深くなっている。指導を受けた後は、体が回転して、スイングのスピードがさらにアップした。

まだ少し頭が目標方向に流れる傾向があるが、しっかり我慢はできているので、ヘッドがフォローで走り出した。体が早くターゲットを向いてしまうとヘッドは走らなくなる。

(つづく)

■内藤雄士プロフィール
ないとう・ゆうじ●1969年生まれ。東京都出身。日本大学ゴルフ部出身。ゴルフ部在籍中に渡米し、アメリカの最新理論を習得。1998年にプロゴルファーを教えるツアープロコーチとして活動を開始。日本にツアープロコーチという概念を持ち込んだパイオニア的存在で、丸山茂樹の米ツアーでの活躍の立役者となった。その後も多くのプロのサポートを行なう傍ら、ジュニアゴルファーの育成にも積極的に取り組み、日本ゴルフ界の根本的レベルの底上げに尽力している。ゴルフを中心としたメディアでのレッスンのほか、ゴルフネットワークでのトーナメント解説など、活躍の場は多岐にわたっている。

■白石あさえプロフィール
しらいし・あさえ●1991年生まれ。千葉県出身。昨年念願だったグラビアデビューを果たす。今春からは各週刊誌でページをジャック、パーフェクトボディーが注目を浴びる。6月末発売の週刊プレイボーイ28号では、巨匠・渡辺達生氏らとコラボしたグラビアが話題に。学生時代はバスケットボール部に所属し、趣味はスノーボードというスポーツウーマンで、大型自動二輪免許も取得し、バイク好きでもある。ゴルフはクラブを触ったことがある程度というまったくの初心者だったが、この連載で着実に上達。「ボールが芯に当たるようになってきました。まだ、恥ずかしいので練習場では端っこにいますけど(笑)」。身長:164cm B:94 W:60 H:88 血液型:A型。

出島正登●取材・文 text by Ideshima Masato  
中山雅文●撮影 photo by Nakayama Masafumi