Doctors Me(ドクターズミー)- 小林麻央さんの母親も乳がん経験者 遺伝性の家族性乳がんについて

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2016年9月21日(金)に更新された乳がんで闘病中のフリーアナウンサー小林麻央さんのブログでは、お母様も乳がんであることが綴られておりました。

乳がんの20人に1人程度は遺伝性のある「家族性乳がん」であり、過去にはアンジェリーナ・ジョリーさんも家族性乳がんを危惧し、乳房切除手術をおこなったことが話題になりましたね。

今回は「家族性乳がん」について、判断基準や、遺伝子検査方法について先生に解説をしていただきました。

家族性乳がん

乳がん全体の5%程度は、遺伝性のある「家族性乳がん」であると考えられています。

また、この遺伝性のある乳がんにかかわっている遺伝子としてBRCA1,BRCA2という遺伝子が知られています。

家族性乳がんの特徴

■若い年齢で発症することが多い

■両側性にできることが比較的多い

■血縁者に男性乳がんになった人がいる

■卵巣がんになった血縁の人がいる

■BRCAという遺伝子の変異が本人に認められた

家族性乳がんの判断基準

判断基準1


親、子、兄弟姉妹に本人を含めて3人以上乳がん患者がいる。

判断基準2


親、子、兄弟姉妹に本人を含めて2人以上の乳がん患者がいて、そのうち一人が下記のいずれかに当てはまる。

・40歳未満で発症している

・両側性の乳がんである

・男性乳がんである

・ほかの臓器のがんを合併している

家族性乳がんの検査方法、費用


検査方法


家族性乳がんの遺伝子検査は血液検査で行うことができますが、保険は適用されないので自己負担ということになります。

費用


およそ20万円以上と非常に高価です

家族性乳がんを危惧したアンジェリーナ・ジョリーさん

アンジェリーナ・ジョリーさんの家族


祖母が卵巣がんにり患し、お母さんは卵巣がんに加え、乳がんも持っていたということですね。

母親


長期間乳がんで闘病生活を送ったうえ、途中で卵巣がんを併発して亡くなったそうです。

祖母


40代という若い年齢で卵巣がんで亡くなっております。

乳房切除を行った理由


アンジェリーナ・ジョリーさんは変形BRCAが見つかり、将来乳がんになる可能性が87%もあると遺伝子検査で判明したことから、乳房の切除を行ったということです。

遺伝子検査について現状の課題と今後の対策

現状の課題


非常に費用が高く、だれにでも気軽に受けられるものではないという点が大きな課題です。

変異があったとしても必ず乳がんにかかるといったものではないだけに、変異があった場合の判断も課題となってくるでしょう。

今後の対策


費用負担の軽減や、高リスクと考えられる方には何らかの助成なども検討していくべき課題といえますね。

医師からのアドバイス


乳がんの治療も年を経るごとに新しい効果的な治療法が出てきています。

今後、画期的な治療法で乳がんがすべて完治しうる時代が来るといいですね。

(監修:Doctors Me 医師)