Doctors Me(ドクターズミー)- アボカドと抗うつ剤は混ぜるな危険!? 正しい薬と食べ物の飲み合わせ

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体調が悪かったり、疾患を持っている場合に服用するお薬を、みなさんは正しいタイミングで飲めていますか?

実は体調を良くするはずの薬が、飲むタイミングや、食べ物の飲み合わせによっては体調を悪化させる危険もあるのです。

そこで今回は薬剤師の吉澤先生に「薬と食べ物の飲み合わせ・タイミング」について解説をしていただきました。

薬と食品の相互作用

薬と食品の相互作用とは、組み合わせによっては、食品の成分が薬の効果を強めたり弱めたりなど薬の効果に影響を与えることを言います。

食品と薬の相互作用の中には危険なものあり、知らずに組み合わせの悪い薬と食品を一緒にとると思いもよらぬ副作用が出る場合もあります。薬と食品の相互作用には十分注意してください。

薬を飲む際の注意点

相互作用に気をつけることはもちろんですが、 もう一つ忘れてはいけないことは、「正しい用法用量」を守るということです。

用量


年齢や体重にあった薬の量を言います

用法


それぞれの薬の効果を最大限に引き出せる服用のタイミングを言います。

用法は、食事との関係が深く、薬によっては、服用時間を守らないと効果が出ないばかりか、危険な副作用を招くこともあります。

薬と食べ物・飲み物の危険な相互作用

アボカド×抗うつ剤


・血圧上昇

・頭痛

牛乳×一部の抗菌剤、骨粗鬆症薬


・効果減弱

チーズ×一部の抗菌剤、パーキンソン病


・血圧上昇

・頭痛

グレープフルーツ×降圧剤、狭心症薬


・効果増強

・過度の血圧低下

・ふらつき

カフェイン×胃腸薬,、痛風薬


・震え

・動悸

・不安

コーラ(炭酸飲料)×アスピリン系鎮痛薬


・効果減弱

納豆×血栓症薬


・効果減弱

・血栓ができやすくなる

アルコール×催眠鎮痛剤


・作用増強

・意識混濁

・血圧低下

・呼吸抑制

薬を飲むタイミング

食前:食事の約30分前


空腹時は薬が早く吸収されます。 漢方薬、吐き気止め、制酸剤、消化管の運動を良くする薬などの用法です。

食直前:食事の5~10分前


お箸をもったときくらいのタイミングで飲みましょう。 糖尿病治療薬の糖の吸収阻害剤がこの用法です。誤って空腹時に服用すると低血糖を招きます。

食直後:食事の5分後


お箸を置いた時です。 食事の中の油分で吸収が促進される脂溶性薬などの用法です。   

食後:食事の約30分後


多くの薬はこの用法です。 胃が荒れにくく、かつ胃の血流がよくなり薬の吸収がよくなります。

胃に負担をかけやすい解熱・鎮痛剤などは食後が適しています。

食間:食事の約2時間後

 
空腹時にあたります。漢方は食間も適しています。

就寝前:就寝の約30分前


睡眠薬や便秘薬は就寝前に飲むことが多いです。特に睡眠薬は、服用したら床に就きましょう。

頓服:症状に応じその都度服用します


発熱時、疼痛時、不眠時、便秘時、発作時など、症状があらわれたときに使用しますが、基本的には医師の指示に従いましょう。

お薬手帳の内容や活用方法

お薬手帳を持つことで患者は、以下のような情報を管理し医療機関への情報提供などに活用することができます。

お薬手帳が管理する情報


・服用、使用してきた薬の履歴

・利用した医療機関名

・血液型

・副作用歴

・アレルギー歴

・主な既往歴

医療機関や薬局で確認するお薬手帳の項目


・複数の医療機関で出された薬の飲み合わせ

・前回の処方薬量などによる残薬のチェック

・重複処方のチェック

特に薬局では、お薬手帳の内容を確認後、必要があれば処方医に問い合わせを行ないます。

吉澤先生からのアドバイス


薬と食べ物の飲み合せが悪い場合でも時間をずらせば相互作用が起きない組み合わせとその薬の服用中は、その食品の摂取を避けるべき組み合わせがあります。

相互作用に注意が必要な場合は、必ず医師、薬剤師から説明がありますので指示に従い服用してください。

また、薬の用法がよく分からない場合は、医師、薬剤師に相談し、よく理解しましょう。

(監修:薬剤師 吉澤 恵理)