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牛丼一杯に使う水は1890リットル

牛丼一杯に使う水は1890リットル
12日、自然誌シンポジウムのパネルディスカッションの模様(撮影;三國裕史)
【PJ 2005年06月13日】− 千葉県立中央博物館(千葉市)講堂で12日、自然誌シンポジウム「水〜科学と感性の融合をめざして〜」が開催された。会場はほぼ満員、訪れた老若男女は100人を超えた。

 東京大学生産技術研究所の沖大幹助教授は「地球をめぐる水と水をめぐる人々」というテーマで基調講演を行い「水を大切に使いましょう、と言われると、飲み水や歯磨きの時に使う水を連想すると思うが、実際に日本人が1日に使う水は平均250リットルで、そのうち、風呂とトイレに使う水が半分を占めている。飲み水はわずか1%に過ぎない」と私たちの水に対する勘違いを次々とデータで紹介した。そのほか、工業用水は同じ水を工場内で循環して4回は使い回している事実や、輸入している食物の生産に使われた水を「仮想水」という考え方で試算すると、牛丼一杯をつくるために使われた水は1890リットルまでに及ぶことなどを解説した。

 その後、ギタリストの高谷秀司さんが「水(H2O)から受ける感動〜音楽家として〜」というテーマで講演したほか、パネルディスカッションにギター演奏、大網白里町の踊り子隊「紫音」によるよさこい踊りまでイベントは盛りだくさんで、3時間が短く感じるほど楽しい催しとなった。

 日本は水道水を普通に飲めるという世界でも稀な恵まれた水環境にあるせいか、「水と平和はタダ」などと揶揄されてしまいがちであるが、なければ生活が成り立たない水だからこそ、参加者が考え直すよい機会になったようだ。同博物館では、7月2日から8月31日まで企画展「ワクワクたいけん2005 旅する地球の水」を予定しており、夏休みを前に多くの来場者を見込んでいる。【了】

※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 國分 裕之【 神奈川県 】
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