売れる美容系グッズの条件は「買いやすくて捨てやすい」!? 開発者に聞いてみた

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 美容にかける女たちのあくなき執念は、時代を追うごとに激しさを増している。それを表すかのように、次々と生み出される“超進化系”美容グッズ。なかには男性から見たら理解不能なものも……。

 そんな“超進化系”美容グッズで数々のヒット商品を考案し「ショップチャンネル」で一日2億円を売り上げたという美容整体トレーナーの波多野賢也氏に話を聞いた。

「私の場合、自分が日々行っている骨格矯正を、器具でどれくらい忠実に再現できるかという点から起案しております。一般的には、従来のやり方を今までにない形で見せる手法が有効だと思います。つまり、直球と変化球の両方を持ち合わせている商品は必ず売れるんです。例えば二重のクセをつけるメガネなんて、まさにそうですね」

 同じサイクルで同じ物が延々と売れ続ける――それが美容器具業界の特徴だが、中でも永遠の定番と呼ぶべきものが「骨盤」関係の商品だと波多野氏は言う。

「私の骨盤商品も数多くありますが最新の商品は先日、1回で9000個近く販売させていただきました。女性の体は、骨盤が開くと下腹が出てしまう構造。そこにアプローチするのが骨盤を調整する商品の特徴ですね」

 商品そのものの見せ方も重要だ。

「色みも重要で、一番人気はピンク、次がラベンダー。これは年代を問わず必須条件です。次に大事なのが、ちょっと笑ってしまうようなネーミングや形状。筋トレマシンのようなガチ感がないのに、実は理にかなった真面目感が大事なのです」

 最近の傾向としては、モバイル感も外せない条件のひとつ。

「棚や押し入れにしまい込まずとも邪魔にならない、しかも燃えないゴミの日にカンタンに捨てられるという手軽さも大事で、それを見越して価格設定も低めにしておくんです。つまり、買いやすくて捨てやすいから、また次の美容器具を購入していただけるわけです」

 消費者側としても、商品を買っただけで劇的に美しくなれるなどとは思っていないはず。それでも「つい」買ってしまうのはなぜなのだろうか。

「高額なパーソナルトレーニングジムに行くほどの時間的、経済的余裕も通い続ける自信もないけれど、何か美容によいことを片手間にできないかという心理だと思います」

 しかし実際は、本気モード2割あきらめモード2割、残りの6割がお手頃価格の美容器具マニアなのだと波多野氏は言う。

「生理やホルモンバランスの崩れなど、残念ながら女性は常に不具合の中で生きていると言えます。だからこそ癒しが絶対的に必要で、こうした美容器具はそのひとつだと私は思っています。だからこそ、ちょっと笑えるもので、ピンク色でかわいいものが好まれるのです」

 美容グッズのエクストリームすぎる超進化は、癒しを求める女性の願望が具現化したものといえるかも!?

【波多野賢也氏】
美容グッズ開発者。美容整体サロン「アクアヴェーラ」代表。独自の「美バランス」理論とメソッドをもとに、オリジナル美容健康器具ブランド「美バランス」を開発。新著『やせる!美人になる!3秒 骨格リセットポーズ』(池田書店)も好評発売中

取材・文/SPA!エクストリーム美容取材班
― [女の美容グッズ]が超進化していた! ―