NASAのフェルミガンマ線宇宙望遠鏡が最も明るいガンマ線連星「LMC P3」を発見しました。


 


今までガンマ線連星は私たちの天の川銀河で見つかった5例しか確認されていませんでしたが、今回が6例目となります。そんな稀なケースの連星の中でも、最も明るく遠い「LMC P3」が見つかったのです。地球からの距離は16万3000光年と、天文学的には比較的近い位置にある星です。


 


2012年にNASAのチャンドラX線観測衛星に初めて観測されたとき、「LMC P3」は強いX線を放射するX線連星だと思われていました。しかし、2015年から改めて別の装置を用いて観測し分析を行ったところ、ガンマ線連星であることがわかりました。


 


連星とは、単独ではなく、2つ以上で組になって互いに重力を及ぼしている恒星のことです。またガンマ連星とは、連星の周回に合わせてガンマ線が周期的に変化している連星をさします。このような連星は大きな質量をもつ恒星と、高い密度の恒星で構成されています。特殊な連星で、「ガンマ線連星」という名称ができたのも10数年前と、つい最近のことです。


 


 


 


 


NASAゴダード宇宙センターのRobin Corbet氏は「フェルミは、我々の銀河で同じ構成の連星をわずか5例発見しています。そして今回、さらにとても明るく、遠くにあるガンマ線連星を発見できたのは非常に刺激的なことです。ガンマ線連星は、それぞれの星の周回に合わせてガンマ線の変化が観測されるため、重要視されています。こういったガンマ線の放出は、他の独特なガンマ線源に共通する放出の仕方について、研究を進めることでしょう」と、今回の発見の重要性について発言しています。


 


 


今回の発見は、確認された数が少なかったガンマ線連星の研究にとって、貴重なデータをもたらすことになるでしょう。


 


 


Image Creidt:NASA


■NASA Finds Brightest Gamma-Ray Binary In Neighboring Galaxy


http://www.ibtimes.com/nasa-finds-brightest-gamma-ray-binary-neighboring-galaxy-2424382?utm_source=rss&utm_medium=rss