1日、参考消息網は記事「海外メディアが注目する北京の“がん旅館”、医療資源配置のアンバランスが背景に」を掲載した。中国各地の有名ながん治療病院の周囲には、がん患者ばかりが泊まる安宿が集まっている。

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2016年10月1日、参考消息網は記事「海外メディアが注目する北京の“がん旅館”、医療資源配置のアンバランスが背景に」を掲載した。

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中国各地の有名ながん治療病院の周囲には、がん患者ばかりが泊まる安宿、通称「がん旅館」が集まっている。旅館内は、はるか遠方から集まった貧しい人々であふれている。9月29日付のロイター通信は、北京市のがん旅館について取り上げた。

46歳の劉さんは子宮頸がんになった妻を連れて内モンゴル自治区から北京にやってきた。大都市と地方では医療レベルに大きな格差があるためだ。がん旅館なら1泊70元と入院費用の半分しかかからないという。

中国政府は国民皆保険制度の導入を進め、ほぼ全国民をカバーしたと誇っている。しかし保険でまかなわれる費用は治療費の約半額。貧しい人には出せる金額ではない。「お金が最大の問題だ」と話すのは潘さん。13年から直腸がんにかかった妻の治療を続けているが、治療費は27万元に達したという。借金を重ねて治療を続けている。(翻訳・編集/増田聡太郎)