『3分で立ち直る方法』(笹氣健治/文響社)

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 厚生労働省が2015年12月17日に発表した「平成26年患者調査」によると、うつ病などの気分障害で医療機関を受診する患者数が過去最大の111万人を突破している。病院には行かずとも、悩んだり、スランプに陥るなど精神的につらく感じている人も多いだろう。2016年9月30日(金)に発売された『3分で立ち直る方法』は、そんな悩める人の今の状態を肯定し、親友や両親のように寄りそってくれる一冊だ。

 同書では心理カウンセリングに用いられる技法を使い、自分の心を点検し、新しい考え方を柔軟に取り入れ心を鍛える方法を伝えている。なぜ自分の考え方を点検するかというと、スランプや試練を乗り越え、前向きな気持ちでベストな成功を手に入れるためには、心を鍛える必要があるから。心を鍛えるというのは、従来の思考パターンにとらわれず、新しい考え方を柔軟に取り入れていくことだ。

心理カウンセリングで誰にでもできる考え方を伝授
何か問題が生じた際に生まれる、「どうしていいのかわからない」という気持ち。これは、人は複数の不満があると対処方を冷静に考えられなくなることから生じる。この気持ちは、自分の不満をすべて紙に書き出してみることで解決する。思いつくままにすべてを書き出すことで、物事を客観的に見ることができ、自分の抱えている課題がはっきりと見えるようになるからだ。

やる気がなかなか出ない…
私たちは「よくやった」という評価の言葉をもらえることを望むが、評価は相手次第。もしかしたら、「やって当然」と思われているかもしれない。他人が評価してくれないのであれば、自分で自分を評価するしかない。しかし、「自分のどこを評価すればいいのかわからない」と考えてしまう人も多いのでは? そこでお勧めは、小さな成功体験を意識すること。「小さな目標を設定して達成する」という成功体験を繰り返すことで、想像以上に自分に自信とやる気が湧いてくるのに気づくはず。この目標設定は頭の中だけでやるのではなく、紙に書き出して目で見て確認できるようにすると、さらに効果が高まっていく。

友達と喧嘩して気まずい雰囲気になってしまった
イヤな気持ちを引きずってしまうと、それがストレスになっていく。ストレスにずっとさらされ続けていると、やがて精神的に耐え切れなくなってしまう。問題の解決を先送りにしないで、なるべく早く終わらせようと考えるのはとても大切な姿勢。どうしていいかわからないときは、とりあえず解決の方針だけでも固めておこう。そしてこれらの案の中から、自分の考えに最も合うものを選択して、考えるのはやめて行動を起こしていくのだ。どうしても決められないと思ったときは、選択を保留するというのもアリ。あとは、「仲直りのタイミングが来るまで、これ以上考えるのはやめる」と自分に言い聞かせよう。

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