楽器がすべて野菜からできる「ベジタブル・オーケストラ(Vegetable Orchestra)」は設立して18年になる(YouTubeスクリーンショット)

写真拡大

 「音楽の都」オーストリア・ウィーンにすべての楽器を野菜からつくっているオーケストラがあります。その名も「ベジタブル・オーケストラ」。メンバーたちが手に持っているのはパンプキン、人参、ピーマン、ナス、大根などの野菜たち。さてどんな音を奏でるのでしょうか?

 このオーケストラは設立して18年。コンサートがある度に、公演の前にはメンバー全員が市場に出かけ、それぞれ演奏に必要な野菜!?を仕入れます。

 メンバーのスザンナ・ガートメイヤー(Susanna Gartmayer)さんはGreat Big Storyのインタビューで、いろいろな種類の野菜楽器を紹介しています。例えばピーマンなどは何も加工をせず、2つのピーマンをこすり合わせて音を出し、丸ナスや長ナスは実の先の部分に何枚かの適当な深さの切れ目をいれてパーカッション楽器として使用したり、またパンプキンはバスドラムとして使ったりします。

 楽器をつくるのには約2、3時間かかり、作ったらまず音合わせを行います。毎回作りたての新しい楽器で演奏するため、音合わせに少し時間がかかります。そしてコンサートが終わった後には、楽器を作った時にできる余った部分を野菜スープにして観客にふるまい、親睦を深めています。

 ガートメイヤーさんは「野菜の楽器を見て、野菜の楽器で奏でた音楽を聴き、そして、野菜の香りを楽しむことができれば、きっと面白く感じるに違いないでしょう」「楽団にいて、こんな角度から野菜をみていると、私の頭はもう野菜でいっぱいになってしまうわ」と語っています。

(翻訳編集・豊山)