ジップジャンパー¥46,000(エヌ・ワンハンドレッドTEL:03・6240・9701) 紐ニットキャップ¥15,000(ユリ パーク/ビオトープTEL:0120・298・133) ソックス¥9,000(エヌ・ワンハンドレッド) セーター¥40,000(ヤエカ/ヤエカホームストアTEL:03・6277・1371) ショール¥60,000(エヴァム エヴァ/ザ・ヤード 渋谷モディTEL:03・4336・8241) パンツ¥62,000(オーラリー/クリップ クロップTEL:03・5793・8588) タンクトップ¥9,500(トゥジュー/トゥジュー 代官山ストアTEL:03・5939・8090)

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素敵な大人の女性になるためには、少し背伸びしてでも上質を手に入れることが鍵に。使うことでいつしか仕草や心持ちがひとまわり成長する、自分を高める“いいもの”とは。

「上質」というと、高価で素材や作りなどのクオリティが高いもの、というイメージがある。でも単に上質なアイテムを手に入れたところで、あまり意味はない。本当に大切なのは、上質を選ぶことの意義をきちんと知り、そして長く使い続けること。

おしゃれの審美眼に定評があるスタイリストの井伊百合子さんいわく「上質なアイテムとは、自分に足りないものを補ってくれるものではないでしょうか。少し背伸びをしていいものを手に入れると、いつしか意識や仕草まで変わっていく。それくらい、引き込む力が宿っているもの」。

人気ブランド『YAECA』デザイナー・井出恭子さんも「上質なものを選ぶことで、それに見合った大人になるように導かれていくのだと思います」と言う。

お二方に「大人の女性」に導いてくれるアイテムを紹介していただきました。

≪カシミア≫

「カシミアをさらっとカジュアルに着られる人って、格好いいなと。やはり大人の余裕を感じます」(井出さん)

ふわりと軽くて、暖かくて、肌ざわりがいいカシミア。以前は少し特別な存在だったけれど、今はさまざまなアイテムで見かけることができ、なかにはお手頃なものも。

「普段に着るものこそ、着心地の良さにこだわって選んでみて。今、カシミアはいろんなバリエーションがあって、好みのものが見つかりやすいから、その魅力に触れてほしいですね」(井伊さん)

左上から時計回りに、飽きのこない定番デザイン。ジップジャンパー¥46,000(エヌ・ワンハンドレッドTEL:03・6240・9701) 紐の落ち感が女らしい。ニットキャップ¥15,000(ユリ パーク/ビオトープTEL:0120・298・133) 保温・保湿性は抜群。ソックス¥9,000(エヌ・ワンハンドレッド) 注目のモックネック。セーター¥40,000(ヤエカ/ヤエカホームストアTEL:03・6277・1371) 包み込むような大判サイズ。ショール¥60,000(エヴァム エヴァ/ザ・ヤード 渋谷モディTEL:03・4336・8241) 素材感が映えるカジュアルデザイン。パンツ¥62,000(オーラリー/クリップ クロップTEL:03・5793・8588) しっとりとした肌ざわりが魅力。タンクトップ¥9,500(トゥジュー/トゥジュー 代官山ストアTEL:03・5939・8090)

≪ランジェリー≫

美しいレースのショーツや、大胆なカッティングのタンガなど。それらを日々自分のためにはいてこそ大人の女性。

「外からは見えないけれど、どんな下着を身につけているかは仕草などに滲み出るもの。だからこそ、気分を上げるようなものを身につけていたい。自分を甘やかさない自分との勝負下着として」(井伊さん)

「下着の質は自分が自分をどのように捉えているかを表す鏡のようなもの。“どうせ私なんて”とならないためにも、下着には投資すべきだと思う」(井出さん)

左上から時計回りに、シンプルではき心地もいい。タンガショーツ¥2,200(オンゴサマー/ランジェリー アンド ハーフィルム www.thelingerieandherfilm.com) 美しいカッティングの総レースショーツ。¥2,900(コサベラ/銀座三越TEL:03・3562・1111) メッシュ素材にハシゴレースをあしらって。¥5,000(ボダス/ランジェリー アンド ハーフィルム) ディテールづかいが上品。タンガショーツ¥6,000(シモーヌペレーヌ/ワコールお客様センターTEL:0120・307・056) ウエストの繊細なレースづかいが印象的。¥15,000(ラウラウルビナティ/ドゥロワー 青山店TEL:03・5464・0226) フロントレースがエレガント。¥6,500(ハンロ/ワコールお客様センター)

◇いい・ゆりこ スタイリスト。学生時代からソニア・パーク氏に師事後、2008年に独立。雑誌、カタログ、広告を中心に幅広く活躍している。

◇いで・きょうこ 『YAECA』デザイナー。2006年A/Wよりスタートした、ウィメンズラインのデザインを手がける。www.yaeca.com/

※『anan』2016年10月5日号より。写真・三部正博 スタイリスト・井伊百合子 取材、文・野尻和代 《anan編集部》