リトアニアの写真家、アルベルト・ボスは言いました。「ある日、夢のなかで思いついたんだよ」と。その夢は現在、7,000を越えるシェアを生み出しているそうです。

彼がインスピレーションを得たのは、女性のオーガズムの瞬間の表情でした。

見ての通り、ポルノではありません。その表情だけにフォーカスしていることがわかります。そのため、ロケーションもできるだけセクシャルなイメージとはかけ離れたアウトドアや、廃墟、車の中。その様子はまるで、オーガズムからセクシャルを剥ぎ取ったかのよう。

これまでにも、男女問わずオーガズムの瞬間をとらえた作品は多数ありましたが、その多くがセクシャルなイメージを押し出したもの。ここまで表情のみに注力し、そしてアーカイブしたものは少なかったはず。

当然、モデル探しは難航

発表しているのは、15人分の写真。アルベルトいわく「被写体になってくれるモデルを探すことが一番大変だった」とのこと。「僕はこのプロジェクトにクリシェを望んではいなかった。演技はごめんだったんだ。人はみな個性があってちがうだろう?オーガズムだって、人それぞれだ。このアートの目的はマインドにある。クリシェでは、人を考えさせることはできないんだよ」。

本気でオーガズムの瞬間を撮影できる被写体のみを探していたわけです。

アルベルトは、リトアニアの高校を優秀な成績で卒業、その後はリトアニア大学の教育学部でポーランド語を専攻しながら、生態学と身体鍛錬(フィジカル・カルチャー)を学んだそうです。さらに、哲学、心理学、芸術史を学んだことも、彼の作品に影響を与えました。ちなみに、写真家としてのキャリアは、30歳を越えてからだそうです。

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