ディオールの歴史上初の女性 マリア・グラツィア・キウリによるデビューショー開催

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 「ディオール(Dior)」がパリ時間で9月30日、元「ヴァレンティノ(VALENTINO)」の共同クリエーティブディレクターで、新アーティスティックディレクターに就任したマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)によるデビューショーを開催し、2017年春夏コレクションを発表した。女性がコレクションを指揮するのはメゾン設立以来初めてとなり、創業者クリスチャン・ディオールが構築した根本を尊重しながら、現代の美しさのルールを探求したという。 ディオールの歴史上初の女性によるコレクションの画像を拡大

 「世界を注視し、現代女性ににふさわしいファッションを作ること」に努めているというキウリは、「マスキュリン/フェミニン」「若者/大人」「理性/感情」といったステレオタイプのカテゴリーから逃れるために、女性たちを変身へと導くのがファッションだと捉える。「ディオール」のアーティスティックディレクターとして初めて発表したコレクションは、女性を中心に据えながら、マスクやジャケット、組みひもといったユニフォームに見られる要素や、多様な素材の構造的な組み合わせを試みた。ファーストルックは、キウリが「思考と行動のバランス、知性と気持ちのハーモニーが重要となるスポーツ」と捉えるフェンシングの女性騎士のユニフォーム。ブランド名をもじった言葉遊びや、見せるコルセット、ストリートウェアの影響、そしてテクニカルな素材のグラフィカルな下着など、自由でありながら官能的な緊張に満ちたスタイルで、現代女性の感情の力と強さが表現された。■Dior 2017年春夏コレクション:ルック