先制点を含む2ゴールを奪った齋藤。下位に沈む甲府を相手にキレのある動きを見せつけた。写真:徳原隆元

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[J1第2ステージ14節]甲府 0-4 横浜/10月1日/中銀スタ

 日本代表への追加招集が一部報道された齋藤が2ゴール・2アシストの全得点に絡む活躍を見せて、横浜を快勝に導いた。

 38分に、右サイドをドリブルで突破したマルティノスのクロスに合わせて先制点を奪うと、後半立ち上がりの47分にはゴール前のこぼれ球に反応し、右足で豪快に蹴り込んだ。

 さらに58分には、絶妙なスルーパスで前田の3点目をお膳立て。終盤の82分にも浮き球のパスで富樫のダメ押しゴールを引き出した。

 快勝の原動力となった齋藤は試合後のフラッシュインタビューでタイトルへの強い想いを口にした。
「僕らはやっぱりタイトルを取りたい。次はルヴァンカップでガンバは強いですけど、なんとか全員で戦いたい」

 しかし、一部報道された日本代表への追加招集について問われると、「(代表に)行くと、ルヴァンに出られないんでなんとも言えないんですけど…」と複雑な胸中を明かしたが、「代表もそうですけど、マリノスでタイトルを取ることも僕の大きな想い。どちらも全力を尽くしてやりたい」と決意を語った。