まさかの妊娠! のはずが…「不育症」って!? 【第6話マンガ連載:鈴木さんちの子育て通信(妊娠出産秘話-1-)】

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皆さんこんにちは、Chaccoです!

【マンガ連載】鈴木さんちの子育て通信

前回のコラムでも少し触れていましたが、
ワタシは不育症のひとつである「抗リン脂質抗体症候群」を発症し、それを抱えながらムスコを妊娠、出産しました。

予期せぬ妊娠! そして、予期せぬ流産

そもそも1度目の妊娠をしたのは5年ほど前の2011年のこと。
当時ワタシと旦那は婚約しており、念願の同棲を開始して3ヵ月経った頃くらいでした。

予期せぬ妊娠に動揺しつつも、喜びのほうがまさり、
「お互いの両親にも早く報告しよう!」とふたりで浮き足立っておりました。

初めての妊娠で不安な部分もありましたが、
子持ちの先輩方に相談にのってもらったり、
自分のことのように大喜びしてくれる身内に励まされたり、
検診で無事に育ってる姿を見て感動したり…

毎日とてもホンワカとした気持ちで過ごしていたものです。

--しかし、妊娠10週(妊娠3ヶ月)のある日。

妊娠初期によくみられる胸のハリ、身体のだるさ、胃のムカつきなどの諸症状が突然パタリと無くなったんです。

「あれ?なんだ、今日身体軽くて調子いいな〜〜♪」
…そう思って機嫌よく過ごしていたら、下着に赤茶色の出血!?

サーーーっと血の気がひいたワタシは、スグにかかりつけの産婦人科に向かいました。

内診の結果は、稽留流産。


その後、手術に関する説明を受けたワタシの気持ちはいたって冷静でした。

流産の悲しみより、麻酔を使う手術とか初めてで怖いな〜なんて考えていたくらいです。

それくらい、目の前で起きたことに実感が持てずにいました。

むしろワタシから報告をうけた旦那が、ボロボロと泣いて悲しんでいたので、ソレを見てやっと自分も涙が出たのを覚えています。

手術は1週間後に無事に終わり、付き添いで来てくれた旦那はワタシの手を握ったまま、ずっと一緒にいてくれました。

ちょっと前まで、
本屋さんで妊娠に関する本を買ったり、
名前はなんにしようか今から考えたり、
マタニティーウェアはどんなのを着ようかな、
結婚式は子どもが生まれたら3人でやりたいなぁとか…
本当に、楽しみにしていたのに……

そんな気持ちは、後から後からこみ上げてきていました。


術後の経過は問題なく、
帰宅後は実母に来てもらい身の回りのことを助けてもらったり、
仕事を早上がりで帰宅した旦那に慰められながら、
「ああ…終わったんだな…。あとは早く体調を戻して、休んでた仕事も再開させて、結婚の話もちゃんと報告して…」
そう、早くまた笑って過ごせるように前を向かなければ!!
と、無理やり自分に言い聞かせて立ち上がろうとしてたのに……

「不育症」という言葉を知ったのは、そんなときでした。

「不育症」ってどういうこと?

予後の状態を確認する診察の日。
子宮の調子は問題ないか内診するのと一緒に、
流産の原因を探す為に手術の際に行った検査の結果を聞きに行く日の前日。

ワタシ「明日…検査結果聞きに行くけど、たぶん何も問題ないよね!あ〜、明日で一区切りつけたら、新しい仕事1本増やしたいな〜!!」

って、強がって明るく言ったワタシに、旦那はマジメな顔をして、

旦那「…いや…オレは…明日なにかあるんじゃないかと思ってる…あまり楽観的に考えすぎない方がいいよ。」

と言ったんですよ。

いま思い返すと
『旦那はこのときシックス・センスが発動していたのか!!??』
という気持ちでいっぱいなのですが(笑)

実際、翌日、担当医の口から出たのは、

「血液の数値を調べた結果、抗リン脂質抗体症候群で間違いないでしょう。
これは不育症の一種で、これから投薬治療を開始します。」

…という言葉。

そして、ポカーンとしているワタシをよそに
(やはりな…)という顔をして冷静に話を聞いてる旦那……


すっかり、「今回はやはり原因不明の流産という事で、また次回がんばりましょうね!!」という言葉が来るとばかりに思ってたワタシにとって、

(…え?なんすかその…抗リン…?っていう舌嚙みそうな名前の…
お腹の子が育ちにくい…病気…?…治療?…これからずっと…?
20代半ばで一生付き合う持病もつハメになるって…
な…なんだか大変なことになったな…)

――ってのがその時のリアルな感想でした。

しかし、その後分かったことなんですが、
1度の流産(しかも初期)でこのような検査がおこなわれたケースは珍しいそうなんです。

調べてみると、
2度3度と流産を繰り返して、はじめて分かったり、
自分から頼んで検査してもらいやっと分かったり、
なかなか病気が発覚するのに時間がかかったという話もよく見かけます。

ワタシそうなっていたら、
「次もまた流産するかもしれない」
「もう子どもは持てないのかもしれない」
・・・そんな不安とともに、長い間苦しんでいたかもしれません。

担当医は手術の日、病室で休んでいるワタシと旦那に、こう言っていたんです。

「今回のことを決してムダにしない為にもしっかり検査しましょう。
そして次に繋げていきましょうね」


--我が家では今でもその先生を「神!」「マジ命の恩人!」と、なにかとよく話題にしては感謝してます。

あの先生が居てくれたからこそ、ムスコのきんちゃんが無事に産まれてくれたんだと思います!

ただ、そこにたどり着くまでの道のりにまださまざまな壁が待ち構えていたのも事実。

そのお話はまた次回に続きます。



今回から5回にわたって、ワタシの妊娠・出産の体験談をお話します。少しでも同じ不育症の方や、抗リン脂質抗体症候群の方に何かしらの役に立てたらいいなと思います!


つづく