今年の夏は、例年になく忙しかった乃木坂46。その中でも、白石麻衣と衛藤美彩は中心的なメンバーとして大活躍。今回、そんな忙しい二人がBUBKA11月号で対談でこの夏を振り返っている。


─最初にこの夏を振り返ってみたいと思います。まず7月下旬から地方を回る全国ツアーが始まりましたが、ツアーファイナルの神宮とは異なる内容でした。しかも神宮は2月から延期されていたバースデーライブということで3公演すべてセットリストが異なり、過去の全国ツアーと比較しても相当ハードな夏だったんじゃないかと思うんです。

白石 たしか地方公演ラストの福岡の前にバースデーライブのリハーサルが始まったんですけど、地方公演と並行しながらバースデーライブの準備を進めて。

衛藤 例年1ヶ月ぐらいかけて作り上げるものを短い期間で仕上げて。しかもリハーサルに出られない選抜メンバーも多くて、まいやん、ななみん(橋本奈々未)、なーちゃん(西野七瀬)あたりがなかなかリハに出られなかったりする中、(伊藤)かりんちゃんとかアンダーメンバーの子がみんなを助けてくれたんです。

白石 さらに生駒(里奈)ちゃんとかは舞台の稽古も並行してやってたから、私たちよりももっと大変だったと思う。だから、ちょっと上から目線になっちゃうけど、本当にみんなよくやったと思う!(笑)。みんな頑張ったなっていう印象です。

衛藤 みんなで支え合ってできたライブだったなと思います。でも個人的には地方で温めてきた、例えば赤と青の2チームに分かれた演出とかも東京でもやりたかったなという気持ちが最初はあって。

─僕も地方公演をいくつか観ましたが、かっちり作り込まれた演出だっただけに東京で披露できなかったのは勿体ないですよね。

白石 本当にそれです。

衛藤 みんな言ってたよね、「東京でもやりたかった」って。

─実は福岡公演のとき、どうも後ろの席に衛藤さんのご親族がいらっしゃったようでして。衛藤さんが近くに来ると、後ろから「美彩ちゃーん!」とすごい声援が聞こえてくるんです。

衛藤 あっ。そのお話、よくいろんなところから耳にします(笑)。いつも福岡でライブをするときは家族や親戚の席を用意してもらうんですけど、今年はマネージャーさんから「美彩、親戚増えたの?」って聞かれて。どうも衛藤家で19人ぐらい用意してほしいと言われたみたいなんです。

白石 ええーっ、そんなに!?

衛藤 私も知らないうちに親戚が増えたのかなと思ってお母さんに聞いたら、どうも家族ぐるみの友達とかも入れて19人だったらしくて(笑)。私自身も1年に1回しか帰省できないし、特に九州は握手会もないから熱量がすごかったんだと思います。でも、そういう話を聞くと嬉しいですね。