パラオなど16カ国、潘基文事務総長に書簡  台湾の国連機関参加求め

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(ニューヨーク 29日 中央社)中華民国(台湾)と外交関係のある16カ国が28日、台湾の国連機関と「持続可能な開発のための2030アジェンダ」への参加を認めるよう求める書簡を国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長に提出した。

書簡は、パラオ、ナウル、マーシャル諸島、セントビンセント・グレナディーン、ベリーズ、スワジランド、エルサルバドル、ツバル、ハイチ、ブルキナファソ、サントメ・プリンシペ、ソロモン諸島、キリバス、セントクリストファー・ネイビスの14カ国が連名、ニカラグアとパラグアイが個別で提出した。

台湾は1971年、代表権を中国大陸に奪われたため国連を脱退。2007年には陳水扁総統(当時)が台湾名義での国連加盟を訴える書簡を送付したが、潘氏は「台湾は中国の一部」との見解を示し、これを受け取らなかった。

台湾の国連機関参加をめぐっては、5月の世界保健機関(WHO)の総会への招待状に例年にはない「一つの中国」の原則に関する記述が加えられていたほか、カナダで開催されている国際民間航空機関(ICAO)の総会には招待されなかった。背景には、「一つの中国」の原則を認めない民進党・蔡英文政権に対する中国大陸の圧力があるとみられている。

(黄兆平/編集:杉野浩司)