空気が澄んでくる10月ごろから、秋の夜空は次第ににぎやかさを増していきます。天候が多分に左右する天体観測ですが、今秋を占う意味でも、まずは10月8日の夜空に注目。なんせこの流星群、とっても“気分屋”なことで有名なもので。

13年に一度、もしかしたら
“もしかする”かも?

「10月りゅう座流星群」が、もっとも見ごろ(極大)となるのは10月8日(土)の21時ごろから。注目は北西の方角です。

約6.5年の周期で太陽の周りを回るジャコビニ・ジンナー彗星が母天体となることから、ジャコビニ流星群とも呼ばれています。この流星群、母体の彗星が二度公転する13年ごとに活動が活発に。

日本では2011年にピークを迎えているため、今年がその当たり年ではないのですが、諦める必要はありません。なにぶん「気まぐれ」で知られるこの流星群。天体の専門家たちでさえ、「何が起こるかは見てみないと分からない」と予測にさじを投げるほど。

それは国立天文台の記録を見ても明らか。

例えば1933年にヨーロッパで、1946年にはアメリカで星の嵐(流星嵐)を観測しておきながら、1972年の日本においては好条件にもかかわらず、さっぱり流れなかったとあります。かと思えば85年、98年には一時間に100個を超える流星が。

そうフタを開けてみないことには、どんな夜空が待っているか誰にも分からない。逆にワクワクさせる要素を多分に含んでいるのがこの流星群なのです。

これはもう、あったかく着込んで一晩にらめっこの覚悟かしかない!流星を心待ちに秋の夜空をぼんやり眺める。ステキな季節の幕開けです。

Reference:国立天文台