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安倍首相の所信表明演説に対する民進党・蓮舫代表の代表質問は、アメリカのトランプとクリントンの大統領選テレビ討論会と似て、絶叫口調を封印してクールさを演出した蓮舫に、挑発を繰り返す安倍という公図だった。

母親が貸してくれたという白のジャケット姿で登場した蓮舫代表は、「安倍総理、3本の矢は的に当たりもしなかった。わが国の財政・経済・金融市場すべてが傷だらけになりました。地方創生、女性が輝く社会、戦後以来の大改革、一億総活躍、そして今回は未来への投資。スローガンだけは活発に循環していますが、経済はまったく好循環していない現実、そろそろ向き合っていきませんか」と批判する

これに対し、安倍首相は「ただスローガンを重ねるだけでは社会を変えることはできません。具体的な政策なくしてスローガンを現実のものとすることはできません」と声を張り上げた。

「対案」というには物足りなさ

「スッキリ!!」のコメンテーターの反応はどうか。タレントの春香クリスティーンはこういう。「ある意味、民進党がどういう方向を示すか絶好のアピールの場でしたが、演説を聞いて、従来の主張とあまり変わらず、インパクトのあるものは残りませんでしたね。提案という言葉もありましたが、はるかに批判の方が上回っていた」

評論家の宇野常寛の反応はもっと辛辣だった。「『批判よりも対案』というなら、野党共闘とかは止めろという話。共産党と組んでいるんですよ。説得力ゼロでしょ。だって共産党とかは昔の左翼。政治の一部やジャーナリズム、アカデミズムの一部の玄人だけがそのことを分かっていない。それで食えちゃうから。

その現実に民進党が気づいて昔の左翼をバッサリ切り捨て、本当の意味で自由だったり、弱者にやさしい政治だったり、平和外交だったりを実現するための具体的な対案を出す政党になりますよと言わないと永遠に政権取れないと思います」

司会の加藤浩次「なるほどね、野党として成熟してほしいなという気がしますね」「スッキリ!!」は安倍に軍配というわけだ。