2010年に国内総生産(GDP)の規模で日本を超えて世界第2位となった中国。この数字だけを見ると立派な経済大国だが、実質的には中国経済は日本に遠く及ばないという意見もあるようだ。中国メディアの一点資訊はこのほど、日本経済は実際には相当な実力を有しており、中国経済は表面的な発展に過ぎないと指摘する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 2010年に国内総生産(GDP)の規模で日本を超えて世界第2位となった中国。この数字だけを見ると立派な経済大国だが、実質的には中国経済は日本に遠く及ばないという意見もあるようだ。中国メディアの一点資訊はこのほど、日本経済は実際には相当な実力を有しており、中国経済は表面的な発展に過ぎないと指摘する記事を掲載した。

 記事は、日本は「蒸気機関や自動車、飛行機、コンピューターなど画期的な発明をしたわけでもない」と指摘する一方で、「猛烈かつ奇跡とも呼べる経済成長を成し遂げた日本経済は今なお中国経済を圧迫している」と主張した。

 記事は、日本が「中国経済を圧迫している」と主張する根拠について、「中国人が日本製品に夢中になっている」ことを挙げた。中国人旅行客による日本での爆買いは確かに日本に大きな経済効果をもたらしたが、多くの中国人が自ら進んで日本経済に大きな貢献をしていると非難がましく指摘した。

 さらに「日本は中国に対して恥知らずに経済封鎖をしている」と主張。具体的には中国への技術移転に日本が消極的であることを非難しているが、記事は「日本からの技術移転を希望しているわけではないが、公に中国経済を圧迫する態度には我慢ならない」と持論を展開した。最後は「日本は大量に資源を貯蔵しておきながら、中国の資源を安く買いあさっている」ことも、日本が「中国経済を圧迫している」要因の1つだと論じた。

 また記事は、GDPや鉄鋼生産量などの表面的なデータで安易に「中国経済は日本経済を超えた」という結論を出すべきではないと指摘。特にハイテク分野では中国に発言権はなく、日本に巨額の特許使用量を支払う必要があるのが現状で、実際には日本こそ「経済強国」であり、中国は日本と大きな開きがあると論じた。

 記事は日本経済の強さを指摘する一方で、日本が中国を圧迫しているという主張も同時に展開している。被害者意識があると「技術移転をしない」という点ですら「中国経済を圧迫するため」という思考回路になるのは理解できないが、中国では日本に対する「被害者意識が強すぎる」と思われる主張が数多く存在するのが現実だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)