2016年2月にスウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が発表した兵器の国際取引に関する報告書によれば、11年から15年にかけて中国が輸出した兵器量は米国、ロシアに次ぐ3位という結果だった。(イメージ写真提供:123RF)

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 2016年2月にスウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が発表した兵器の国際取引に関する報告書によれば、11年から15年にかけて中国が輸出した兵器量は米国、ロシアに次ぐ3位という結果だった。

 しかし中国メディアの今日頭条は24日、中国製の兵器を購入する国が少ない理由について説明する記事を掲載した。記事は中国の兵器輸出量が世界3位であるという点を評価しつつも、米国やロシアの兵器に比べて依然として競争力に劣ることを認めている。

 記事は「中国製の兵器を購入する国が少ない理由」の1つとして「互換性の問題」を指摘、「もし中国製の兵器を大量に購入するとしたら、以前に購入した兵器もすべて交換する必要がある」と説明。それは中国製の兵器に互換性がないためだが、中国製の兵器は先進国の兵器よりコストパフォーマンスに優れているものの、互換性の問題が中国製兵器のシェア拡大を妨げていると指摘した。

 さらに記事は別の理由として「中国製兵器自身の欠点」を指摘、「例えばエンジンなどの重要な部品はまだ自主開発できない」ことを挙げ、「それゆえ兵器輸入国は先進国に兵器を発注する傾向がある」と説明した。

 SIPRIの2月の報告によれば、世界兵器輸出量で1位だった米国のシェアは33%、ロシアは25%、中国は5.9%だった。3位と言っても、実際には米国・ロシアとの開きは非常に大きい。

 兵器は国家や市民の安全を守る重要な道具という世界的な認識があるなか、国の兵器に対するニーズは国によってさまざまだが、互換性がないというのは大きな問題だ。中国が世界シェアの点で米国に並ぶ、あるいは追い越したいと願うのであれば、購入する側の立場にたった開発が必要だろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)