煮物や汁物、サラダ、刺身のつまなど、さまざまな料理に形を変えて食卓に登場する大根。多くの食材と相性がよく、生はシャキシャキした歯ごたえ、火を通せばホッコリとした食感……と、大根の楽しみ方は非常に幅広いですよね。その上、栄養豊富となれば、使わないなんてもったいない!

しかし、「使い方がワンパターン化してしまう」、「大根の活かし方がわからない」という方も少なくない様子。

そこで今回は、ビューティーフードアドバイザーの筆者が、魅力いっぱいの“大根の活用方法”について、お話していきたいと思います。

■ビタミンCを摂りたいときは、大根おろし

大根は、美肌作りや免疫力アップに役立つビタミンCを豊富に含む女性に嬉しい根菜です。しかし、ビタミンCは水溶性ビタミンのため、熱に弱く、水に溶けやすいという性質があります。煮物や汁物にして、ビタミンCが溶け出したスープを摂るのもいいのですが、オススメは大根おろし。

ただし、大根おろしは、空気に触れると酸化して栄養価が落ちたり、水分が失われたりするため、保存ができません。冷凍保存することも可能なのですが、解凍過程でビタミンCが壊れる恐れがあるので、食べる直前にすりおろすのがベスト。

ガンの予防に注目されている“リグニン”や胃の消化に役立つ“アミラーゼ”も、大根おろしにすることで吸収率が高まります。

■アクを取りたいときは、米のとぎ汁を使って

大根のアクや苦みを取りたいときは、下ごしらえをしっかりする必要があります。まず、大根を3cmほどの輪切りにして米のとぎ汁を注いだ鍋に入れ、竹串がスッと通るまで茹でます。

このひと手間で、大根が本来持っている美味しさを味わえるようになります。

■料理別に部位を使い分けるのが正解

大根は、部位によって味が変わってきます。料理によりマッチするように、使い分けていきましょう。

(1)葉に近い部分・・・甘みがあり固いので、千切りにしてサラダ・さしみのつまにオススメ。

(2)中央部分・・・甘みがあり柔らかいので、おでんや煮物にオススメ。

(3)先端部分・・・辛味が強くスジが多いので、すりおろして薬味にするのがオススメ。

■食感を活かす切り方

上記では、部位の使い分けについてお伝えしました。さらに、大根の食感を活かす“切り方”をご紹介します。

(1)サラダやつま・・・繊維に沿って縦に切ると、シャキシャキとした食感を楽しめる。

(2)煮物や汁物・・・繊維に対して横に切ると、火が通りやすく、ホッコリと仕上がる。

美味しい大根は、表面がスベスベしていて白く、毛穴の数が少ないのが特徴です。さらに、葉に近い部分の黒ずみが少ないものがいいでしょう。

根菜類のカメレオン的存在“大根”。味・食感・栄養を存分に堪能するための参考にしてみてくださいね。

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