巨匠アン・リー監督最新作『ビリー・リンの永遠の一日』

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『ブロークバック・マウンテン』(05年)と『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』(12年)でアカデミー賞監督賞に輝き、出世作の『グリーン・デスティニー』(00年)では同賞外国語映画賞を受賞した巨匠アン・リー監督の最新作『BILLY LYNN'S LONG HALFTIME WALK』(全米公開11月11日)の邦題が『ビリー・リンの永遠の一日』に決定し、2017年2月11日に日本公開されることがわかった。

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本作は、一夜にしてイラク戦争の英雄となった19歳の青年ビリーの姿を通して、アメリカ社会の“今”を描いた感動作。19歳でイラク戦争の英雄となった青年ビリーの戦争体験と心の葛藤を、美しくエモーショナルな映像にのせて描き、9・11以降のアメリカ社会のあり方や、戦争とは何かを問う人間ドラマだ。

2005年、イラク戦争での勇姿がメディアに取り上げられ、一躍“英雄”になった19歳の青年ビリー・リン。故郷アメリカに一時帰国し凱旋ツアーに駆り出される中で、自分が“ヒーロー”として扱われることへの違和感を感じ始める。そして、戦地へ戻る前日、ツアー最大の目玉となる感謝祭のアメリカンフットボールのハーフタイムイベントに迎えられたビリーは、大歓声の中で現実と戦争の記憶が交差する一瞬のような永遠のような“時”を経験する。

また本作には、饗宴(ハーフタイムショー)の中で狂気(=戦争)の記憶が蘇る“ラスト12分“の映像が登場。これは1秒間に120フレームという映画史上初の最新技術を駆使したリー監督渾身のシーン。いったい、どんなビジュアルに仕上がっているのかにも注目だ。

なお、本作は第54回ニューヨーク映画祭(9月30日〜10月16日)への出品が決定しており、ワールドプレミアも開催予定。過去のリー監督作品で同映画祭に出品された『ライフ・オブ・パイ〜』と『グリーン・デスティニー』の2作品が、冒頭で記したようにいずれもアカデミー賞に輝いており、本作がアカデミー賞をはじめとする賞レースに、どう絡んでくるかにも期待がかかる。