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複数枚のクレジットカードを使い分けていると、合計でいくら使ったのか把握しづらくなり、明細の管理も面倒になる。そうした際に便利なのが、カードの利用明細をまとめて見られるサービスだ。特に最近はカードの明細データを取り込める家計簿アプリが増えているが、今回はそうしたサービスのなかでもクレジットカードに特化し、無料で使えるうえにポイントまで貯まるCRECOについて紹介したいと思う。

CRECOはスマートフォン向けのアプリで、対応するクレジットカードのIDとパスワードを登録すると、以降は更新ボタンを押すだけで明細を取得してくれるサービス(一部カードは追加認証が必要な場合あり)。取得したデータはカードごとに色分けされてカレンダー形式で表示され、いつ、どこで、どのカードで、いくら使ったのかがひと目でわかることが特徴だ。また、カードごとの利用履歴や1カ月の利用合計額を表示することも可能で、更新時には請求書も自動で保存してくれる。

○カードのショッピング利用額に応じてポイントが貯まる

最大の特徴は、登録したカードのショッピング利用額に応じて、独自のCRECOポイントが貯まること。1決済1,000円につき1ポイント(月1,000ポイントが上限)が貯まり、新規にカードを登録した際は1枚につき30ポイント。原則1ポイント=1円相当で、500ポイント単位でPeXポイントギフト、Amazonギフト券、nanacoギフト、楽天EdyギフトID、NET CASH、Vプリカに交換できる。

CRECOポイントはカード会社のポイントとは別に貯まるため、CRECOに登録するだけで、実質的にカードの還元率が0.1%アップすることになる。ほかにも、オファーリストに掲載された店舗やネットショップの利用、新規カードの作成、アンケートへの回答などでもポイントを貯めることが可能だ。

なお、CRECO自体はユーザーがオファーリストのサービスを利用することで、サービスを提供する企業から報酬を得て、その一部をユーザーにポイント還元するビジネスモデルとなっている。オファーリストはカードの利用履歴をもとに配信されるため、たとえば渋谷でカード利用が多い人には、渋谷のショップのオファーが優先的に表示されるなど、マッチング精度が高いことも特徴だ。

セキュリティについて気になる人も多いと思うが、CRECOはアプリ限定のサービスとすることで、IDやパスワードの情報(認証情報)を守っているそうだ。パソコンでも使えるクラウド型の場合は、運営会社のサーバーが攻撃されると認証情報が流出する恐れがあるが、CRECOは登録した認証情報をアプリ内にのみ保存し、運営会社も保持しない仕組みになっているため、たとえサーバーが攻撃されても流出の心配がない。万が一スマートフォン自体が攻撃された場合でも、認証情報はアメリカ政府なども利用する方式で暗号化しているため、現在の技術では数億年かけても解読できないとのこと。

CRECOは現在、大手の会社が発行するカードには、ほぼすべて対応。未対応のカードがあった場合も、改善要望のページからリクエストすると、前向きに検討してくれるそうだ。今後はカード会社のポイントや共通ポイント、航空マイルなどを確認できる機能も追加する予定で、ユーザーから寄せられた意見も取り入れながら開発していくとのこと。カードの管理に悩んでいる人も、いくら使ったか忘れてしまいがちな人も、ただただポイントを貯めたい人も、ぜひ一度試してほしいサービスだ。

(※クレジットカードの用語などは以下を参照)

『シーンで選ぶクレジットカード活用術 (1) 最低限知っておいてほしい基礎知識』

※本記事で紹介したサービス内容は、消費税率8%を前提とした更新日時点の情報です。また、各サービスには一部対象外となるケースがあります。ご利用の際は公式サイトなどで最新の情報をご確認ください。
<著者プロフィール>

タナカヒロシ(ライター・編集者)

普段は音楽やエンタメ関係の仕事が多いが、過去に勤めていた会社の都合でクレジットカード本を作ったことをきっかけに、クレジットカード、電子マネー、ポイントなどに詳しくなる。以降、定期的にクレジットカードのムック本を編集・執筆。3月7日発売の『最強クレジットカードガイド2016 本当にトクするカードの選び方・使い方=写真=』(角川マガジンズ)では、編集統括および記事の大部分を執筆している。

(タナカヒロシ)