2016年9月29日午前(日本時間)、三菱航空機の国産ジェット旅客機MRJの1号機が、アメリカのワシントン州モーゼスレイクにあるグラント郡国際空港に到着した。MRJの飛行試験がいよいよ本格化する。


MRJ1号機は2015年11月11日の初飛行以来、工場のある愛知県営名古屋空港で飛行試験を行ってきた。モーゼスレイクは日本と比べて天候が良く試験飛行の日数を多くとれること、経験豊富なアメリカの航空関連企業のサポートが受けられることなどから、今後の飛行試験はモーゼスレイクで行われる。三菱航空機はモーゼスレイクに試験拠点を構え、8月に開所を予定していたが、MRJ1号機の搭載機器のトラブルから2回にわたって渡米は延期され、3回目のフライトでようやく到着した。


なおMRJ飛行試験機は全部で5機製造されており、1号機のほか4号機までがモーゼスレイクへ移動して「留学生活」に入る予定。ANAカラーに塗装された5号機は日本国内に残って飛行試験を行う予定だ。型式証明(MRJが旅客機に必要な安全性を備えているという国際的な認証)に必要な飛行試験を予定通り完了すれば、2018年には最初の量産機がANAに納入され、営業運航を開始するだろう。




着陸後、航空機では恒例の、消防車の放水アーチで出迎えられたMRJ。アレクサンダー氏のTwitterには続々と動画がアップされている。


Image Credit: 三菱航空機