『週刊少年ジャンプ』2016年10月10日号 43号(集英社)

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 40年間にわたり連載され、200巻刊行という快挙を成し遂げた『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が最終回を迎えた裏で、実は『週刊少年ジャンプ』がこれまでとは少し違う現状に…。この現状にファンからは賛否両論の声が上がっている。

 それは、連載作品の中で40巻以上単行本が出ている作品が3作品のみになったということ。現在、『週刊少年ジャンプ』に掲載中の作品で40巻以上の長期連載が続いているものは、1997年に連載を開始した尾田栄一郎の『ONE PIECE』(既刊82巻)、2004年連載開始の空知英秋『銀魂』(既刊65巻)、2008年から連載開始の島袋光年の『トリコ』(既刊40巻)の3作品。

 2016年に入って『BLEACH』(既刊73巻)、『こち亀』、さらに2014年まで連載されていた『NARUTO―ナルト―』(全72巻)も含めて、『週刊少年ジャンプ』の看板作品たちが続々と終了していく様子に「子供のころから読んでた作品がどんどん終わっていく…」「少年ジャンプはもう卒業しろってことやな」「看板作品が終わっていくのはやはり寂しいな」と長年ジャンプとともに育った大人たちは寂しい気持ちを抱えているよう。

 しかし、「ジャンプも世代交代してかなあかんのや」「これは朗報。おっさんどもから子供にジャンプ返してやろうぜ」「銀魂もトリコもそろそろ終わりそうだし、1つの週刊誌に40巻以上の作品ばかりもなぁ」と、『週刊少年ジャンプ』の転換期という声も上がっているよう。

 そんな賛否両論の中、「既刊40巻未満ですが長期連載枠ハンター忘れてますよ…「冨樫先生、一応連載陣一覧に名前入ってます」と、『HUNTER×HUNTER』の存在を小さな声で主張する人々も。度重なる休載によって既刊33巻までという現状だが、現在連載作品の中では『ONE PIECE』の次に長い1998年から連載がスタートした長期連載作品だ。そんな現状も「ハンタはその…終身名誉的なあれだから」という言葉で納得できてしまうのが冨樫先生のすごいところ。

 これまでジャンプ作品の看板を背負ってきた長期連載作品が終了し、転換期に差し掛かっている『週刊少年ジャンプ』。そんな中でも、『HUNTER×HUNTER』はさらっと転換期を乗り越え、次世代のジャンプでもファンたちに話題を与えてくれるような気がしないでもない。