『湯を沸かすほどの熱い愛』 (C) 2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会 

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宮沢りえが脚本を読み、「心が沸かされた」と出演を熱望した『湯を沸かすほどの熱い愛』。この映画のメイキング映像が解禁となった。

[動画]解禁となった『湯を沸かすほどの熱い愛』メイキング映像

本作は、自主制作映画『チチを撮りに』が、ベルリン国際映画祭ほか国内外10を超える映画祭で絶賛された、中野量太監督待望の商業映画デビュー作。宮沢演じる、会う人すべてを包み込む肝っ玉母さんのような幸野双葉が、ある日、余命宣告を受けるところから幕を開ける。彼女には絶対にやっておくべきことが4つあった。1つ目は失踪した夫を連れ帰り、休業していた家業の銭湯を再開させること。2つ目は気が優しすぎる娘を独り立ちさせること。3つ目は娘をある人に会わせること。そして4つ目は、家族も誰も知らない双葉だけの秘密であったというストーリー。

解禁となったメイキング映像は、失踪から家に戻された夫・一浩(オダギリジョー)と、双葉と娘が旅先で知り合った拓海(松坂桃李)が「幸の湯」の熱い湯を沸かす釜場で仕事をしているシーン。と言っても、汗水流して薪をくべているのは拓海だけで、一浩はぶらりとやって来ては「俺がいなくても全然大丈夫だなぁ」とのんきに声をかけると、「俺、安心して1日パチンコできるわ」と嬉しそう。そんな一浩のもとに拓海が近づいて行き「言いつけますよ」と釘を刺すユーモラスなシーンだ。撮影が行われたのは、栃木県・足利市にある実在の銭湯「花の湯」。演じるオダギリジョーと松坂のやりとりも楽しい、ほのぼのとした雰囲気のメイキング映像になっている。

中野監督は「炉の前は想像よりもはるかに熱く、カメラマンがのぼせてしまうほどだった」と撮影時を振り返り、そうした過酷な現場でも「オダギリさん、松坂さんは2人とも、子どもの火遊びではないけれど、火を焚くのがとても楽しそうで、(火を焚くのは)人間の本能なのか、演技指導はほとんどなく自然な芝居ができていました」と話している。

死にゆく母の家族への熱い思い、そして、遺される家族からお母ちゃんへの熱い愛が溢れる『湯を沸かすほどの熱い愛』は10月29日より全国公開となる。