国立がん研究センターは2016年9月26日、2014年のがん診療状況の集計結果をウェブサイトで公表した。集計は、厚生労働省が指定する「がん診療連携拠点病院等」421施設が提供したデータを元に行われた。

治療開始前にがんがどれだけ進行していたかを部位別に見ると、膵臓(すいぞう)がんは最悪の「ステージ4」が43.4%にのぼった。ステージ3は13.2%、ステージ2は26.9%で、2〜4の合計で8割を超えた。ステージ1は11.3%、ステージ0は1.1%で、単純に合計すると12.4%だった。

日本人のがん死亡原因の上位3つを占め、「3大がん」と呼ばれる胃・大腸・肺がんでの、治療開始前のステージ2〜4の割合の合計は、胃がん32.5%、大腸がん47.0%、肺がん55.6%。ステージ0〜1の割合の合計を見ると、胃がん63.0%、大腸がん34.9%、肺がん40.5%だった。これらと比較すると、膵臓がんは治療開始時点でステージ2以降に進行している患者が多く、ステージ0〜1で発見できた患者は少なかった。