宮中祭祀の「秋季皇霊祭の儀・秋季神殿祭の儀」にもご参列(9月22日)

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 9月24日から1泊2日で、鳥取を訪問された秋篠宮家の次女・佳子さま。昨年12月以来、お出ましがなくなっていたものの、外でのご公務を再開されたことで多くの報道陣が集まった。一方、長女・眞子さまはこの秋からは、母校であるICU大学院の博士課程にも在籍し研究にも力を入れられている。

 公務に勉強に、充実した日々を過ごされているように見えるおふたりだが、

「いま、眞子・佳子両内親王殿下は、微妙なお立場にあると言えます。

 天皇陛下が『生前退位』をされると、おふたりは多くの役職や公務を担われる可能性がありますが、結婚後はそれらのお仕事をどうするのかということが、何も決まっていないからです」

 と危機感を募らせるのは、宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司さん。

 8月8日に、陛下が生前退位の意向を強くにじませる「おことば」を発表されてから2か月弱─。

 政府は今回の退位だけを認める特別法を制定する方針で、改めて注目された「女性・女系天皇」や「女性宮家」の問題は、先送りにするのではという見方が強まっている。

「基本的に現在の両陛下の公務は、皇太子同妃両殿下が引き継ぎ、両殿下の公務は秋篠宮同妃両殿下が引き継がれることになるでしょう。

 では、秋篠宮同妃両殿下の公務はどうなるかといえば、当面は眞子・佳子両内親王殿下が担われるしかないのではないでしょうか」(山下さん)

 眞子さまは昨秋、秋篠宮さまから「日本テニス協会」の名誉総裁を引き継ぎ、テニス大会などにもご臨席。

 この6月には’14年に薨去された桂宮さまから「日本工芸会」の総裁を引き継ぎ、9月21日には「日本伝統工芸展」にもおなりになっている。

「佳子内親王殿下は現在、大学生なので学業優先となっていますが、卒業後は同様にお忙しくなるでしょう。

 現在の法律では、女性皇族は一般人と結婚すると皇室を離れることになっていますので、それまで担ってこられた公務を皇族として務めることはできません。

 その際、皇族のどなたかに引き継いでいただくのか、その公務自体をなくすのか検討が必要になるでしょう」(同)

 つまり、眞子さまと佳子さまが、どこまで仕事を引き受けていいのか迷い、結婚に躊躇するかもしれない現状があるのだ。

 そこで’12年、旧民主党の野田政権で検討されたのが、女性皇族が「結婚」しても皇室に残り、皇族として公務を続けていただく「女性宮家」の創設案だ。

 しかし、女性宮家を認めると、民間出身である婿をどのような地位にするのか、伝統に反するという女系天皇の出現の可能性があるなどと反発もあり、棚上げに。

「今回も今までと同様に、結論を出さず時間だけが過ぎていくことになるでしょう。

 内親王や女王方の公務への取り組み方を考えるうえで、基本的なところが定まらない状況が今後も長く続くということです」(同)

 そこで今後、桂宮さまのように「独身」のまま宮家を創設、生涯皇族として活動する「独立の生計を営む内親王」が誕生する可能性があるという。

 三笠宮さま(100)の次男である宜仁さまは、昭和天皇から桂宮の宮号を贈られ’88(昭和63)年から独身のまま異例の独立。

「三笠宮邸が手狭になっている」「宮号を持っているほうが活動しやすい」などという理由からだった。

 山下さんが独立した内親王の待遇について説明する。

「独立されても、プライベートマネーとなる皇族費は内親王の場合で年間1525万円ですから、掃除など身の回りのお世話をする私的使用人を雇うのは厳しいでしょう。

 一方、宮務官、侍女長、事務官といった国家公務員が4〜5人はつくでしょうから、ご活動は充実したものになるでしょう」

 最近は、女性のライフスタイルも多様化し、あえて結婚しない「非婚」、出産をせず母親にならない「ノンママ」。

 バリバリとキャリア(仕事)を積み上げる「バリキャリ」という言葉も生まれている。

 女性皇族にも独身を貫き、公務やライフワークに人生を捧げようとお考えになる方がいるかもしれない。

「あまり遅くなく結婚してくれたらいいなと思います」

 ’13年11月の記者会見で、眞子さまと佳子さまのご結婚について、父親としてそう述べられた秋篠宮さま(50)。

 しかし、ご自身たちの将来を決めかねる現状に、眞子さまと佳子さまは「生涯独身」でいることの話し合いを、すでにされているかもしれない。