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東宝とワーナー ブラザース ジャパンは、2社の合同会社による初の共同配給作品として、人気コミック『ジョジョの奇妙な冒険』を実写映画化。その第一章を2017年夏に公開することを発表した。主演は俳優の山崎賢人で、監督は『クローズZERO』『テラフォーマーズ』などの三池崇史氏が務める。

『銀魂』『BLEACH』など、今年に入って漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)の人気作品の実写映画化が続々と発表されるなか、次は1987年より連載開始(現在は『ウルトラジャンプ』で連載)した『ジョジョの奇妙な冒険』(著:荒木飛呂彦)が実写化される。本作は、第1部「ファントムブラッド」の主人公ジョナサン・ジョースターに連なるジョースター一族と、宿敵DIO(ディオ)との世代を超えた戦いを描く現在第1〜8部にわたる大河群像劇で、コミックは通算117巻の累計9,000万部が発行されている。

作品は、荒木氏自身が著書『荒木飛呂彦の漫画術』(集英社新書)で明らかにしているように、ヒッチコックをはじめとした映画的な技法も取り入れた斬新な表現で独特の世界観を構築。コミック実写化の際に必ずといっていいほど耳にする"実写化不可能"というワードがもっともふさわしい作品ともいえる。ビジュアル的な面でも、奇抜なファッションはもちろん、立っているだけで様になる"ジョジョ立ち"は一般にも知られている。また、第3部以降主人公たちが操る超能力をキャラクター化した「スタンド」の存在はあまりにも有名。テレビ朝日系バラエティ『アメトーーク』では、本作を特集した「ジョジョの奇妙な芸人」が放送されるなど、芸能人にもファンが多い作品でもある。

映画化にあたり、三池監督は「オファーを受け三日間眠れなかった」とそのプレッシャーは相当だった模様。原作者の荒木氏からは、「満を持しての実写映画化、誠に光栄です。10年前ならできなかったような映像表現で、どのような映画になるのか楽しみです」とのコメントが寄せられた。

今回映画化されるのは、現在アニメも放送中の第4部「ダイヤモンドは砕けない」。ジョナサンの血を引く高校生・東方仗助が、仲間とともにスタンド使いから杜王町を守るために戦う姿を描く。岸辺露伴、吉良吉影などシリーズ屈指の人気キャラクターたちが登場する章でもある。第4部が選ばれた理由について、平野隆プロデューサーは、「シリーズでも舞台を日本にしている点がおもしろいなと感じていた。ぜひ映像化してみたかった」と語った。

キャストは東方仗助役の山崎をはじめ、広瀬康一を神木隆之介、山岸由花子を小松菜奈、虹村形兆を岡田将生、虹村億泰を真剣佑、片桐安十郎を山田孝之、空条承太郎を伊勢谷友介、仗助の祖父・東方良平を國村隼、仗助の母・東方朋子を観月ありさが演じる。

若手実力派が集結した今回の実写化だが、東宝制作で実写映画化された『バクマン。』(2015年)のように、作品の核を抜き出し、原作とは異なる作品世界を構築するのか。それとも、最新の技術を用いた作品の忠実な再現となるのか、その方向性にも注目が集まりそうだ。