25日に千秋楽を迎えた大相撲秋場所は、カド番大関の豪栄道が15戦全勝で初優勝を果たし、13勝2敗の好成績をあげた人気力士の遠藤とともに第一人者・白鵬が不在の場所を大いに盛り上げた。中国のメディアもわずかではあるが、大相撲の結果や記録について紹介することがある。(イメージ写真提供:(C)Urs FLUEELER/123RF)

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 25日に千秋楽を迎えた大相撲秋場所は、カド番大関の豪栄道が15戦全勝で初優勝を果たし、13勝2敗の好成績をあげた人気力士の遠藤とともに第一人者・白鵬が不在の場所を大いに盛り上げた。中国のメディアもわずかではあるが、大相撲の結果や記録について紹介することがある。

 現在、内モンゴル自治区出身の中国人力士・蒼国来が幕内で活躍しているものの、中国国内において相撲はなおも「謎のスポーツ」と言えそうだ。どうして太った男が裸で組みあうのが面白いのか、と思う人も少なくないだろう。中国メディア・網易はこのほど「日本の相撲選手は、どうやって太っているのか」とする記事を掲載、日本の国技とされる相撲の世界を簡単に紹介した。

 記事は、相撲が古くは中国から伝わったという説があるとしたうえで、今では日本の国技となり、国際的な格闘スポーツになっていると紹介。富士山同様に日本の代名詞となっており、強い選手はスター同様に日本国民から敬愛されるとした。

 また、優れた相撲取りになるためには必ず辛い訓練の過程を経る必要があると説明するとともに、体重による階級制がないために「体重を増やすことも重要なトレーニングの一つなのである」と伝えた。そして、力士が激しい稽古の後で一般人の5、6人分はあろうかという量の食事をとり、食後にはすぐに寝ると紹介。中にはちゃんこ鍋を腹いっぱい食べた後に、スイーツまで食べてから寝る者もいるとしている。

 実はこの記事、日本で相撲の話題が盛り上がるたびに数年前からしばしば見られてきたものだ。力士は激しい稽古で筋繊維を破壊し、その後豊富なたんぱく質を含む食事を大量に摂取し、休養を取ることで筋肉を肥大させ、体を大きくしていく訳だが、記事の説明で相撲を見たことのない中国人に伝わるだろうか。

 国慶節の連休で大勢の中国人観光客が訪れる10月、大相撲の本場所が開催されていないのは残念だ。蒼国来の活躍で相撲に興味を持った人、あるいは逆に「デブの取っ組み合い」という印象しか持っていない人には是非一度、本物のお相撲さんと、相撲の取り組みを間近で見てもらいたいものである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Urs FLUEELER/123RF)