毒親にならないために…「早く!」と急かすことが子どもに及ぼす悪影響3つ

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子どもに「早く!」と急かしたことのないお母さんなんて、いないのではないでしょうか?

『WooRis』の過去記事「“子どもに禁句の言葉”ランキング! 1位は罪悪感を植え付けるあのセリフ」でも、子どもに言ってはいけないと思いながら、つい言ってしまう言葉の堂々1位に輝いたのが、やはりこの「早くしなさい/遅い」というワードでした。

実際に「早く」と言うことは、子どもの成長に影響を与えてしまうようです。できれば「早く」と急かしてしまう生活から抜け出したいですよね。

今回は、筆者の身近な保育士の意見と『PHPのびのび子育て』2016年8月号を参考に、「早く」がもたらす子どもへの悪影響3つと、言わないための対策をお伝えします。

 

■「早く」を言われた子どもが失うもの3つ

日々時間に追われているお母さん。しかし毎日のように「早く!」と言っていては、子どもの人格形成に悪影響を与えてしまう恐れがあるのです。それでは具体的にどんな悪影響を与えてしまうのでしょうか。

(1)早く終わらせることが大切だと思うあまり、待たされることにイライラしてしまう

<親の「早く」に応えているうちに、子どもは「早く終わらせることだけが大切」だと、自然に思うようになります。そのため待つことを嫌がり、待たされるとイライラするようになるのです。>

自分の育った環境は、自分の価値観に繋がります。“早いことを良し”とする環境で育てば、相手にとっても同じことを求めるようになります。

「子どもの価値観を決めるのは親だ」ということを、肝に命じていたいところですね。

(2)常に急かされている状態になり、物事にじっくり取り組めなくなる

<常に急かされていると、自分でじっくり考えたり、時間をかけて何かを成し遂げる力が育ちにくく、物事をおざなりにしがちです。少しうまくいかなかっただけで、すぐ投げ出してしまう子になる可能性があります。>

子どもが遊びに夢中になっているときに、切り上げさせてしまうこともありますよね。それが頻繁に行われると、最後までやり遂げる達成感を味わえず、途中で投げ出すことがクセになるかもしれません。

逆に達成感を多く味わってきた子は、その喜びを知っているために、満足いくまで取り組むことができるようになります。

(3)「早く!」と指示されて動くことになるため、物事の経緯や相手の気持ちを想像できなくなる

<一方的に指示されて動くクセがつくと、周りのことが見えなくなり、そこに至るまでの経緯や、相手の気持ちを想像できなくなります。物事をいろいろな角度から捉えられず、思いやりの心も育たなくなってしまいます。>

「早く」に限りませんが、親の言いなりになって動くようになると、自分で考えることをしなくなってしまいます。

親にとって扱いやすい子どもにはなるかもしれませんが、子どもを親の意志で操るようになってしまえばもはや、子どもの人生を支配する“毒親”。

子どもの意志を尊重せず、指示責めになっていませんか?

 

■「早く」を言わないために親がやること3つ

「早く」を言う代わりにできることを3つお伝えします。

(1)一緒にやる

早く出かけたいのに、子どもが遊びをやめないし片付けをしない。そういうときは「早く」と言う代わりに、一緒にお片付けをしましょう。

遊んでいるおもちゃを取り上げるように片付けをしてしまうのではなく、例えばクルマのおもちゃで遊んでいるなら「どっちがおもちゃ箱まで早いか競争!」、お人形で遊んでいるなら「おうちに帰ってお留守番させてあげようね」と、子ども目線に合わせることが重要です。

片付けができない子になるのでは? と心配しなくても大丈夫。楽しそうに片付けをする親を見れば、子どもも片付けに対するネガティブなイメージはもちません。

(2)メリット・デメリットを言う

子どもが大きくなってきたら、早くすることのメリットとしないことのデメリットを伝えるようにしましょう。

例えば「今からでかければ、○○ちゃんと早く遊べるね」のように、子どもにとって有益な情報を与えたり、逆に「遅くなるとみんなを待たせてしまうから迷惑をかけるよ」と人の立場にたった考えを提示してみるのです。

“今急いだその後”を想像させて、自主的に動けるようになれば、子ども自身に時間感覚を身につけさせることができます。

このやり取りは大人は頭を使いますし、子どももそれで動いてくれるかどうかはその時々ですが、子どもの理解と成長を待つのも大人の大事な役割です。

(3)自分が子どもに“すぐ”対応できているか見直す

「絵本読んで」「見て見てー」など、子どもの言ったことにお母さん自身が「早く」対応ができていますか? 「ちょっと待って!」「忙しいから後にして!」など、言い訳をして子どもを待たせてはいないでしょうか。

子どもの欲求は常に“今すぐ”。大人にとって“後ででもいいこと”であったとしても、大人が大人のペースで「早く」と言っているのと同じように、子どもも子どものペースで「今すぐ」を求めているのです。

大人だって「早く」できていないのです。大人ができないことを、子どもに求めている自分を自覚するだけで、「早く」と急かす言葉をぐっと飲み込むことができるかもしれませんよ。

 

いかがでしたか?

忙しい毎日の中で「“早く”を使わない!」というのは難しいことだと思いますが、意識が変われば減らすことはできそうです。

時間がないときほど、心に余裕をもっていたいですね。

(ライター  沖田かへ)

 

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【参考】

※ 『PHPのびのび子育て』2016年8月号「“早く”が子どもから奪うもの」(PHP研究所/大日向雅美)