中国では10月1日より建国記念日にあたる「国慶節」の7連休を迎える。中国にとって旧正月の春節と並ぶ大型連休だが、中国メディア・南方網は25日に「国慶節連休が、『世界がゴールデンウイーク』になりそうだ」と報じている。これは一体、どういうことなのか。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国では10月1日より建国記念日にあたる「国慶節」の7連休を迎える。中国にとって旧正月の春節と並ぶ大型連休だが、中国メディア・南方網は25日に「国慶節連休が、『世界はゴールデンウイーク』になりそうだ」と報じている。これは一体、どういうことなのか。

 記事は、中国最大の旅行予約サイト・携程が先日、今年の国慶節連休には韓国、タイ、日本、米国、インドネシア、マレーシア、ベトナム、モルディブ、ロシア、カンボジア、英国、イタリア、オーストラリア、フィリピンの15カ国に出かける予定の中国人観光客が多くなると予測を発表したことを紹介。特に昨年中東呼吸器症候群(MERS)流行による打撃を受けた韓国への人気が回復し、タイとともに「最も国慶節連休の恩恵を受ける国」となる見込みだとしている。

 また、日本も韓国、タイに続く人気観光地となっており、東京、大阪、北海道、九州に大勢の中国人観光客が出現する見込みであると説明。ツアー客よりも個人旅行客の数が上回るとみられるほか、「爆買い」ではなくグルメや温泉、文化といった体験型旅行がメインとなりそうだとした。さらに、米国やロシア、英国なども中国人観光客数の大幅増が見込まれていると紹介。一方で、台湾や香港は人気ランキングが低下しており、専門家が「台湾はこれまでで一番『冷たい』国慶節連休を迎えるかもしれない」と予測、穴場化する可能性があるとの見方を示したことを伝えた。そして、国慶節連休から年末にかけて「国外旅行は近年で最高のコストパフォーマンスになる」と同サイトの責任者が予測したことも、併せて紹介している。

 中国人観光客が世界各地の観光地に大挙して訪れ、たくさんお金を使うことで現地の観光業が潤う。それゆえ国慶節連休は「世界はゴールデンウイーク」というわけだ。昨年はまさに「爆買い」という強烈な印象を日本に残して帰っていった中国人観光客たち。政治的な関係は昨年よりも冷ややかなようだが、日本旅行熱は相変わらずといったところのようだ。記事によれば個人旅行がツアー客を上回りそうだとのことだが、今年は日本国内にどんな印象を残すことになるだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)