『その靴、痛くないですか? ――あなたにぴったりな靴の見つけ方』西村泰紀 飛鳥新社

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 突然ですが、いまご自身が履いている靴、きちんと足に合っているでしょうか。買っても痛くて履けない靴ばかりが増えていく、歩くと痛くなるものの我慢して履いている、靴ずれができて痛い、足にタコやウオノメができてしまう......靴にまつわる悩みは尽きないものです。

 痛くて履けない靴を快適な一足に変身させるため、オーダーメイドで靴の中敷きをつくる専門店を営んでいる、西村泰紀さんによる本書『その靴、痛くないですか?』では、靴の専門家だからこそ伝えることのできる、靴選びの際のポイント、足のトラブルの解決法が綴られていきます。

 たとえば、いま履いているハイヒールが痛いと感じていらっしゃる方は、自身の足に合っていない可能性が大きいかもしれません。足に合ったハイヒールを履けば、いくら歩いても痛くならず、むしろ歩きやすくさえ感じるのだといいます。

 本来ハイヒールは、履くとかかとを上げて歩くことになるため、足の指が自然と地面に押し付けられ、足指の筋肉、足裏の筋肉、ふくらはぎの筋肉が連携して使われることに。足にぴったりと合ったハイヒールを履けば、ごく自然にそれらの筋肉を正しく使った歩き方ができるようになり、ひざ関節や腰への負担も減り、健康のためにもなるのだといいます。

 では、何cmくらいのヒールが、適度な高さなのでしょうか。西村さんは、普通に歩くのであれば3〜5cmのヒールが歩きやすいと指摘します。

「3cmのヒールは、足の裏にかかる荷重バランスが真ん中になる、ちょうどいい高さです。ある程度ヒールの高さがないと、かかとにかかる荷重が大きくなりますし、ヒールが高すぎるとつま先部分にかかる荷重が大きくなってしまいます」(本書より)

 3〜5cmのヒールであれば、足の真ん中あたりに荷重がかかり、前後の荷重バランスが良いのだそう。あるいは、ふくらはぎを引き締めたいのであれば、7cmのヒールを。常につま先立ちの姿勢をとることになるので、立っているだけで足の指やふくらはぎに荷重がかかることに。この状態で歩けば、ふくらはぎの引き締め効果を得られるのだといいます。

 ハイヒールの悩みはもちろん、自分に合う靴がなかなか見つからないと悩んでいた方も、靴選びの際に本書を参考にしてみれば、本当に自身の足に合った一足に出合えるはずです。