福山雅治さんとリリー・フランキーさんが「名前に惹かれて行った」という「コカンスポーツ」。興味を持ったJタウンネット編集部は2016年9月23日、お店を取材した。


コカンスポーツ(2016年9月23日Jタウンネット編集部撮影)

9月18日に行われた福山さん主演の映画「SCOOP!」の完成披露試写会で、二人は「コカンスポーツ」というスポーツ用品店へ行ったと明かした。さらに、福山さんはお店のご主人から

「お兄さん、男前だね。俳優でもやったら」

と言われたと、多数メディアが報じている。

下ネタ好きとして知られる二人が食いつく名前と、福山さんと知らずに俳優を勧めるご主人。一体どんなお店なのだろう。

「全然気づかなかった」

コカンスポーツは、東京都墨田区にある小坂冨士株式会社の建物1階にお店を構えるスポーツ用品店だ。店内には野球グローブやサッカーシューズ、テニスラケット、水着、スポーツウェアなど様々なスポーツ用品が所狭しと並んでいる。

話をしてくれたのは福山さんを接客した、小坂冨士株式会社の会長・小坂和明さん(79)とその奥様とお嫁さん。同社は1949年の創業で、スポーツ用品の卸業を営んでいる。小坂さんはその2代目で、現在は息子さんが3代目を継いでいる。「コカンスポーツ」は、同社の小売業を34年ほど前から担っている。

小坂さんに当時のことを聞くと、「全然気づかなかった」と笑った。奥様の心当たりによると、黒い帽子をかぶった背の高い男性と、それより背の小さい男性の2人組が福山さんとリリーさんではないかという。

二人と思しき人物が来店したのは、9月に入ってからのこと。入口を入ってすぐ右手のサッカーのシューズやすね当てが置いてある棚の前に並んで立っていたそう。奥様は他のお客さんを接客していたため、ご主人に接客を頼んだ。

ご主人「僕は『お兄さん、男前だね。俳優でもやったら』と言ったらしいんだけど、覚えてないの。うちの嫁さんたちがキャーキャー言って。『お義父さん!』なんて怒られちゃった。もったいないことしたねえ」

と苦笑いしていたが、福山さんにとっては舞台挨拶の「おいしい」トークネタになったに違いない。

奥様「福山さんだったらサインしてもらいたかった。二人がいたのは短時間だったし、毎日いろんなお客様がいらっしゃるからよく覚えられなくて。帽子を取ってくれたらよかったのにね。その時の変装の写真があれば思い出せるかもしれないのに」

福山さん主演の大河ドラマ「龍馬伝」も見ていたようで、残念がっていた。

お嫁さん「すごいですよ、だってこんな話ないですよ。ちょっとやそっとの芸能人じゃなくて、福山さんですよ!なんでみんな冷静でいられるのかなってくらい、私だけあたふたしちゃって」

と興奮気味に話した。

「コカン」は由緒ある名前

コカンスポーツというお店の名前は少々ユニークだが、その名前は代々受け継がれている由緒正しいものだった。


下町らしい人情味溢れるお店

もともと岩手県の二戸で40代続く味噌や醤油の醸造場で、その屋号が「小坂勘兵衛」だった。その時の名前をもらい、略して「小勘」。漢字では読みづらいうえ、スポーツ用品店らしくないため看板などの表記はカタカナにしているという。

奥様「お店の前を通る小中学生なんかが『おい、コカンだって!』って笑うんですけど、それも宣伝のうちだなと思って」

福山さんが来店したこともあり、より大きな宣伝効果をもたらしそうだ。