左から林全行政院長、蔡英文総統、葉俊栄内政部長

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(台北 27日 中央社)台風17号の接近を受け、蔡英文総統は27日午前、中央災害対策センターを視察し、交通や危険地域の避難、軍や警察の人員配備などの状況を確認した。林全行政院長(首相)と葉俊栄内政部長に対しては、海上の船にとどまる漁師の保護を早急に行うよう指示した。

中央気象局によると、台風17号は27日午後5時現在、台中の南南東約30キロにあって、時速15キロで西北西に進んでいる。中心気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は43メートル。各地で大雨に見舞われており、26日午前0時から27日午後5時までの降水量は太平山(宜蘭県)の992ミリを筆頭に、鳥嘴山(新竹県)607ミリ、霞雲(桃園市)581ミリなどとなっている。

宜蘭県蘇澳では27日午後1時20分、最大風速56.1メートル以上を観測。花蓮では正午から風速32.7メートル以上の強風が吹き、海岸沿いの一部道路が封鎖された。

中央災害対策センターの統計によれば、27日午後5時30分現在、台風17号による死者3人、負傷者は167人。205万7477戸が停電している。また、台北市や台中市、高雄市を中心に街路樹が倒れるなどの被害も出ている。

(呂欣ケイ、朱則イ/編集:名切千絵)