調子イマイチのお肌と身体に…栄養士お勧めの「秋のフルーツと野菜」

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秋分の日も過ぎ、夕暮れの訪れが早まって秋めいてきましたね。この時期は気温や湿度の変化によって、肌や身体に変化が出やすいときでもあります。

そこで今回は、管理栄養士の筆者がお勧めの秋のフルーツと野菜を5つご紹介します。

(1)きのこ

しいたけ、えのき、まいたけ、しめじなど、それぞれの食感や香りの変化が楽しめるきのこ。きのこには腸の調子を整える食物繊維が豊富で、しかも超低カロリーなのも嬉しいところです。

炊き込みご飯にすれば、ごはんだけを食べるよりも血糖値の上昇を抑え、肥満防止にも繋がりますよ。

(2)さつまいも

さつまいもはビタミンCが豊富で、肌のコラーゲン生成を助けてくれます。通常、ビタミンCは加熱に弱い性質があるのですが、さつまいものビタミンCはデンプンに守られているため、茹でたりしても壊されにくいという特徴があります。

食物繊維も豊富なので、干し芋を持ち歩いて間食にしてもよいですね。

(3)かぼちゃ

かぼちゃには抗酸化成分であるビタミンA、C、E(エース)が含まれています。これにより、肌にダメージを与える活性酸素を除去する作用があります。

また、ビタミンEは別名”若返りのビタミン”とも呼ばれており、血流を改善することにより肌に必要な栄養を届け、健やかな肌作りに貢献してくれます。

(4)りんご

「一日一個のりんごで医者いらず」と言われるぐらい健康効果の高いりんご。複数の種類のポリフェノールが含まれ、シミやそばかすの原因になるメラニンの生成を抑える働きを持っています。

またカリウムも豊富なため、余分な水分が体内に溜まるのを防ぎ、むくみの予防や改善も期待できます。

(5)柿

縄文時代から日本にあったとされる柿の木。そんな柿にはビタミンCが多く含まれます。その量は柿一つで、同じくビタミンCが多いと言われるみかんの約十個分にもなります。

ビタミンCはメラニンの生成を抑え、白く美しい肌を作ってくれます。また、柿に含まれるβカロテンは肌や粘膜の細胞を作ることに関わっているため、肌荒れの防止にも一役買ってくれます。

いかがでしょうか。“食欲の秋”“実りの秋”と言われて美味しい食べ物が目白押しの秋ですが、そんな季節の恵みをうまく活用して、健康なお肌と身体で気持ちのよい季節を楽しんでくださいね。

【筆者略歴】

※ 圓尾和紀 ・・・ 管理栄養士。総合病院勤務を経て予防医療を志し、独立。和食素晴らしさを伝える活動と、“不自然な食べもの”にあふれた環境で、定期的に身体をリセットする目的からファスティングを取り入れた生活の提案を行う。カラダヨロコブログ。

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※ Nishihama / Shutterstock